少年と夢魔

・舞台と物語

気づけば見知らぬ礼拝堂
精を餌にする「夢魔」に追われ　衰弱と疲弊の朝を迎える

日に日に枯れ朽ち　失う命
続く悪夢に果てはなく　今宵も無情の逢瀬を重ねる

・物語の進行

悪夢を脱するすべを求め
夢とうつつを交互に渡る

積み重ねられた知識の光は
終わらぬ夜を照らすだろうか

・待ち受ける罠

礼拝堂は夢魔の領域
餌を捕らえて逃さぬ監獄

見つからないよう立ち回り
目指すは出口　エントランス

・夢魔との対峙

甘い言葉には耳をふさぐ
艶やかなしぐさは目をそらす

夢魔の多様な誘惑に対し　清く正しく素早く対処
ゆっくり考える暇はなく　主導権は常に彼女に…

・数日に渡る追走劇

対峙の途中で一夜明かしても
安堵はつかの間　次なる夜も凌〇は続く

起きては対抗手段を模索し
備わる全てで夢魔に抗う

・少年

毎晩の悪夢に憔悴する夢魔の餌
自宅には大きな書斎があり探求心は折り紙付き

そのか細い体のどこに力を入れても
夢魔に精を吸われてしまう

・夢魔

悪夢の大聖堂に現れる妖魔
夢をつかさどり　人を餌にする

数日に渡り容赦なく少年を襲う
逃れる手段はあるのだろうか?

・リルルさん

右手と声で魂を吹き込むと
分からないことを教えてくれる
少年のイチバンのお友だち
どんな質問も喜々として答える