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現在の年齢が30代の元漫画家志望者です。ハウツー本を読むのが好きなので興味本位で購入しました。
漫画家の夢自体は20代の前半に諦めたので、
生徒役の猛岡君の世代とは10歳ほどずれています。

ターゲット層が「20代の漫画家志望者」であることは1巻の時点で明記されていたので、
世代のズレは気にしないようにしていたのですが、
それでも何か言葉に出来ないできない違和感を、なお先生のアドバイスに覚えていました。

その理由は厳密には「ターゲット層は学園生活を楽しめなかった20代の漫画家志望者」であったことでした。
この巻で猛岡君のキャラ設定(=この漫画のターゲット層)が明らかになるのですが、それでようやく納得しました。

私の学園生活は残念ながら(?)非常に充実したネタの宝庫だったので…。

私と猛岡君の致命的なズレを理解してから読み直すと、面白い漫画でした。


なので、学校が面白くなかった人はこの漫画を読めば、きっともの凄い手助けになるのだと思います。
同時に、学校が面白かった人向けの「なお先生」シリーズが新連載されたら、また是非読みたい、と思いました。
ターゲットは勿論、その時現実的な若い層で……。
エンタメとして楽しませて頂きました。