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シンドロームシリーズ第2作です。
年上幼馴染で、つい最近には義姉になった咲ちゃんが今作のヒロイン。
義姉というと、青フェチ作品では超囁きシリーズの六浦睦美お姉ちゃんに続き2人目ですね。

シコ寝特化というだけあり、お布団の中での出来事が主。
寝ながら聴く上で、作中と状況が近しいことは没入感を高めてくれる恩恵がありますが、
その所為で状況が限られてしまうという弊害もあります。
日常の描写がほぼ無く、情事ばかりとなっていたので、今回の設定には良い点と改善点を感じました。

冒頭で『性処理用生ディルドにしか思ってない』というセリフがありますが、
それも咲ちゃんなりに家族であろうとするための言葉であったことが分かります。
本音で想いを確かめあったことで、サキュバス症候群の症状も落ち着き恋人関係へ。
前述の睦美お姉ちゃんが『姉弟としても、男女としても好き』に対し、『姉弟ではなく男女として好き』という点が強調されていましたね。
この辺りは姉弟としての期間の差かな。個人的には前者のほうが好きなのですけれど。
冒頭で2,3語はタメ語だったのに、あとはもうほぼ敬語だったのも残念。
もう少しタメ語を増やしてお姉ちゃん感があっても良かったな。

CVは柚木つばめさん。青フェチでは莉子ちゃんも演じられていますね。
冒頭のセリフを耳にした際、これまで聴いてきた柚木さんのお声とイメージが異なり、ビックリしました。
全く違うキャラクターを宛てがわれても、それに見合った声質と演技をされており、
柚木さんの凄さを感じると同時に、青フェチちゃんのキャスティングセンスもまた凄い。

イラストは、前作から変わってしおこんぶ先生。
同人商業問わずお世話になっております。
咲ちゃんのどスケベボディが肉感的に描かれているのは勿論、その表情も実に良いですよね。

青フェチ初の試みもありましたが、良い意味でいつもの青フェチ作品でもありましたので満足度の高いものでした。