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「怪虫戦隊インセクトエンジェルズ」 へのレビュー

    • 2022年02月22日
      レビュアーオススメ!
      まず第一に言っておくこととしてこの作品はHシーンは5枚しかなく、Hシーンを目当てにプレイすることはお勧めできません。
      しかしそのCGの少なさにも関わらず、大変使える内容となっています。
      ヒロインたちは当初は正義のために自らを強化する手段として怪人化し、その力を正義の為に活かそうと悪の組織と戦っていくのですが怪人の技を振るうと徐々に精神が堕落し、思想も怪人による力での支配を是とするものに変化していきます。
      プレイヤーはゲーム操作を通じて彼女たちが怪人の技を使用するかどうかを自身の手で選択する事となるのですが「自らの意志」による選択がプレイヤーとヒロインの状況をシンクロさせ、より悪に堕ちていく感覚を身近に味わうことになるのです。
      そして心が十分に悪に堕ちきったならば次の段階として友軍や敵軍のキャラをネームド、モブ問わずに自軍の兵士へと洗脳・改造(作中では「更生」)させることが出来ます。自らを堕とす快感を体験した後に他者を堕とす快感を味わう、悪堕ちの理想形ともいえる段階を踏んでいく訳です。
      また、細やかな部分もよく気を配られており意識の怪人化段階によって他の組織のネームドとの接触会話が変化します、洗脳したキャラでも同様にかつての仲間と衝撃の再開をさせる事も可能です、自分が堕ちていく状況を作中の他者を通じて客観視する事により一層悪堕ちの快感を味わえるのです。
      このようにHシーンこそ少ない物の悪堕ちを能動的に体験できるこのゲームは悪堕ちが好きな方なら間違いなくお勧めでの作品と言えるでしょう。
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