レビューを報告する(情報入力)

  • 1. 情報入力
  • 2. 報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください

「【推しのあの娘を1日レンタル!?】誰も知らない、夢の続きを…【CASE.栗駒こまる】」 へのレビュー

    • 2023年07月03日
      レビュアーオススメ!
      本作を一言で例えると、『VTuberの栗駒こまる』のアイデンティティを否定して、大きな背徳感を得る問題作だと感じました。


      まず私は、『VTuberの栗駒こまる』をある程度知るリスナーです。
      その視点から見た、作品のレビューだという事をご理解頂ければと思います。


      本作の栗駒こまるには、『配信で見せる表の顔』『主人公にだけ見せてくれる裏の顔』があります。

      表の顔である配信中の演技は、本当にリアルで、実際の配信の一部分を切り取ったかの様な既視感さえ感じます。

      裏の顔であるレンタルVTuberの栗駒こまるは、逆に芝居がかった様な物言いで、何処かファンタジー染みたものを感じつつも、誰もが知らない彼女を感じる事が出来ます。

      そのギャップでレンタルVTuberというパラレルを表現している訳です。

      栗駒こまるがVTuber活動において一番大切にしている、彼女を彼女たらしめている要素。
      それは、『裏表がない』『リスナーに嘘をつかない』という点です。

      ところが本作は、主人公であるキミが特別であるという事を演出する為に、栗駒こまるのあり方を否定して、VTuberとしても『禁忌』と言える要素がいくつか含まれています。

      配信中にリスナーの前で、キミにだけ理解出来る『嘘』をつきます。
      所謂、演者とファンが『繋がる』という行為を彼女から迫って来ます。
      そして最後には『匂わせ』を行うわけです。

      本来平等でないといけないファン対応。
      主人公であるキミの為に、多くの人から見て『悪女』になってくれるという『背徳感』がこの作品にはあります。

      22人が役に立ったと答えています

  • 理由必須
    0 / 1500