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「赤い狼と、ぐろてすく。」 へのレビュー

    • シナリオ:★☆☆☆☆
      テキスト:★☆☆☆☆
      キャラ :★★☆☆☆
      絵 :★★★☆☆
      演出 :★★★★☆
      音楽 :★★★★☆


      【シナリオ】
      姉の死の真相を追う、物語ではあるのですが、肝心のミステリ部分が失敗に終わってしまっています。もしキストラの最後に明かされるのが真相だとすると、序盤で開示された事実と辻褄が合いません。またほとんどの推理がキャラクターたちが頭の中で仮説に仮説を重ねたものであり、その後に検証がなされないため、結局のところそれまでの推理が本当に誤っていたのかもわからないままです。
      不完全な人間同士が心を深めていく物語として読むにしても、過去じゃなくて現在をもっとじっくりと描写してほしかったです。主人公がいつ心を許せる存在になったのかが、誰のパートでも不明でした。

      【テキスト】
      漫画やゲームのパロディばかりでクセが強く、序盤は読むのに苦痛でした。終盤は筆が乗っているようで、ストレートな表現が多くなってきて、読みやすかったです。

      【キャラ】
      主人公を含めてほとんど全員、行動原理はが理解不能です。ただこれについては、設定面から仕方ない部分があるとは思います。最後まで誰もが互いをわかり合えていなかったのは、悲しいことですね。キャラが多すぎるので凜々花と蘭を思い切って削り、もっと凪紗についての描写を増やしても良かったのでは?

      【絵】
      立ち絵の時は、イマイチかな?と感じましたが、1枚絵はとっても綺麗で心に染み入りました。凜々花がイヤホンを外すシーンと、凪紗の笑顔がお気に入りです。

      【演出】
      不思議な演出が多くて、飽きませんでした。後半の盛り上げに一役買っていました。

      【音楽】
      静かな曲が多く、雰囲気にマッチしていました。世界観をぶち壊すような変な曲はなかったように思います。

      【総合】
      中盤までは展開に苦しんでいるような印象を受けました。後半に行くほど面白かったです。書きたいのはラストシーンだったのでしょう。
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