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ヒロインが洗脳される触手ものと言えば、イメージ的には凌辱ものとなりますが、この作品は違います。
宇宙の始祖様と呼ばれる宇宙人のシヴィはヒロインの栞里に対して恋愛感情があり、また気配りがあって無理強いもしません。
宇宙の始祖たちは地球を侵略せずに友好的です。
ただ彼らは番となる女性を地球人に求め、地球人も宇宙の始祖たちからの庇護を受け、テクノロジーの提供を受けてWIN WINの関係です。
その宇宙の始祖たちの中でもシヴァが栞里を大切に思って接しています。
若干の洗脳操作を行う事で栞里の貞操観念やシヴァとの結婚に戸惑う感情を揺さぶる程度で、栞里の意思を尊重する優しさがあります。
このシヴァの性格と言動がエッチシーンに至るのを自然な流れにして、尚且つ宇宙の始祖という人種の特性を活かしてエロさが増していたように感じました。
宇宙人だから触手が生えても違和感がありません。
むしろ触手扱いがよく、栞里の性感を高める補助役に徹しているから過激な描写が苦手な人にも安心して読めるでしょう。
異星人との純愛を丁寧に描かれています。
身も心も繋がった後の2人は本当にラブラブです。
最初は番になる事に戸惑っていた栞里は心底シヴァを大好きになり、シヴァもエッチしたあとも栞里を大切にします。
かなりのボリュームがあり、その中でシヴァと栞里が運命的に結ばれるのを読者が知る描写があります。
それぞれが相手をどう想うのかという内面描写も丁寧で、エロ抜きでも楽しめる内容になっています。
純愛ものですけど過激さがないと物足りないという人でも、触手を使って栞里を感じさせるエロシーンは十分に満足できるでしょう。
絵柄はサンプル通りで作画はかなり高いです。
イケメンな宇宙人のシヴァと学生の可愛らしい栞里の物語は男女問わずにオススメできます。
2024年05月29日
ピンヒロものでも現役を退いた元ピンク現役復帰という設定が良かったです。
現役でスラリとした体つきもいいですが、人妻となって鈍った体だからそこのムッチリ感がたまりません。
だからスーツが合わなくなり、破れて本来の機能を発揮せずに戦闘員ごときに敗北するのも納得がいく理由です。
呆気なく囚われの身となり、助けを求める元ピンクを戦闘員たちがエッチな目に遭わす展開が冒頭から始まります。
片言の言葉しか発しない戦闘員たちがムチムチの体を貪る様は本当にエロいです。
真打ちとなる怪人が最後に現れ、元ピンクのピンクを責めるシーンまでの怒涛のエロシーンは実用性が高く、ピンヒロ好きな人にはたまらないでしょう。
破れたスーツの残骸が残っているのも、敗北エロとして良かったです。
体系が合わずに裂け、さらに破られて露出面積が広がっていくのが如何にもって感じがします。
ヒロインの元ピンクは人妻ですが、可愛らしい若妻さんなので年増が苦手な人でも大丈夫です。
怪人とのシーンに追加エピソードが加えられてボリュームが増してコスパ的にも高く、実用性も文句なし。
絵柄が好みならオススメします。
2024年05月23日
2024年05月23日
恋人未満の先輩生徒が怪物化してヒロインに襲い掛かるホラー作品です。
ですのでグロ要素が若干あり、触手というジャンルでもあって人を選ぶ作品になっています。
話の流れは違いますが、浮遊司書会さんが描いた別の作品とエロシーンが似た内容になっています。
ですが世界観やヒロインのタイプが違い、そこはきちんと区別されているのでサンプルで好みならオススメできるでしょう。
浮遊司書会さんが描かれる作品はどれもバッドエンドで、そこは注意が必要になります。
主人公兼ヒロインはショートカットのロリ少女。
体系もまだ幼さがありますけと、胸の膨らみはそれなりにあります。
グロ表現は人によりますが、そんなに気持ち悪くありません。
触手ものが好みなら実用性にも問題ないかと思います。
高い画力の可愛らしい絵柄はサンプル通りです。
中性的な顔立ちをしたエルフのホルンは100年もの間、触手プレイにどハマリした変態的な快楽主義者です。
しかも女の子には興味がなさそうでありながら実は・・・という一面がホルンというキャラをより個性的にしているように思えました。
そしてもう一人の主人公でありヒロインの女冒険者のアイリスは一人旅をしている正義感が強い女の子。
ホルンとは違い、年頃の女の子らしい性への恥じらいがあるキレ可愛らしい女子。
一見、噛み合わない組み合わせのようですが、認識や性格が違うからこそのコミカルな会話が2人の個性を上手く引き出しています。
触手プレイで身についた知識が人間には役立つ情報として感謝される一方で、同族のエルフからは面汚しと罵倒された過去をもつホルン。
仲間に裏切られて一人旅を選んだという暗い過去をもつアイリス。
シリアスと笑えるシーンを織り混ぜたストーリーとエロシーンのテンポが良くて読み終えるのがあっという間でした。
タイトルに触手とありながら出番が少ない触手ですが、設定とストーリーの流れからして致し方ないでしょう。
ですがホルンと同じく触手好きな人もハマる面白さがこの作品にはあります。
また前編では本番シーンが無いですけど、ホルンの指技で絶頂するアイリスが可愛く、とてもいいエロシーンに仕上がっています。
細身の体つきなホルンと、巨乳で程よい肉づきながらもスタイルがいいアイリスという組み合わせが絵柄とマッチしていたと思います。
前編に本番シーンがないから後編が期待せずにいられなくなります。
そして後書きを読むと読了後の期待がアップするのは間違い無しです。
触手の媚毒により下腹部に浮かんだ淫紋のような痣。
その媚毒の影響で感じやすい体質になったアイリスへのエッチな処置が気になる後編ではひと波乱がありそうです。
一流の剣士であり、国王直属の近衛兵ミラは若き国王に想うだけで恋愛にはかなり奥手です。
しかも国王には王妃がいて、自分の恋は叶わないと知りながら慕い続ける一途な女性。
そんなミラを悩ませるのが国王の弟エルジュ。
なにかと付き纏うかなりな粘着質な性格をしています。
高貴な身分でイケメンなエルジュは女性から人気がありますが、ミラには生理的に苦手な男子。
そのエルジュの護衛に任命されたミラは気乗りしないながら拝命するまでが序盤の流れです。
この序盤までを丁寧に描かれているので登場人物たちの特徴からそれぞれの関係がわかり易く、また読者が後に知る事になる事実によってある人物の意外性など、物語の奥深さがこの作品の良さでしょう。
もちろんエッチなシーンもエロく、粘着系男子による責めは読み応えがあります。
両手を拘束されての凌辱で純潔を散らされたミラにとって耐え難い一夜。
そしてレイプされた事を脅されての関係が続く事になるのですが、ここに恋愛要素を織り交ぜていくのがこの作品の良いところです。
序盤に人物像をきちんと描かれているからこそ、意外性や心境の変化などの内面的な動きがエッチなシーンに大きく結び付きます。
女性向けのエッチな漫画では王道的な流れですが、読了後は続きを読みたくなる面白さがあります。
またヒロインのミラが見た目だけでなく、内面的にも男性受けするキャラクターなので男女問わずにオススメできると思います。
2024年05月15日
サンプルをご覧になられた通り、ヒロインの真智子は美人でもなく、とりわけ可愛い容姿をしているわけでもありません。
敢えて言えばモブ系女子といった感じでしょうか。
その真智子が告白されたところから物語が始まります。
告白された男子学生の家に招かれた真智子は期待で胸を弾ませているのですが、この作者さんの作風からして甘酸っぱい恋愛なんて考えられません。
ジャンルやサンプルをご覧頂いたら分かるように真智子も酷い目に遭います。
何一つの妥協がないのが浮遊司書会さんの作風であり、どれもヒロインはバッドエンドまっしぐらです。
それを期待される人にはオススメできますが、ハッピーエンドを好まれる人は避けた方がいいでしょう。
作品そのものは期待通りのハードな鬼畜ものですけど、ボリュームとしては価格を考えると少ないです。
真智子もヒロインとしての魅力がイマイチなので、ジャンル買いされる人向けになるかと思います。
2024年05月15日
清楚な優等生のヒロインりさは裏で痴漢冤罪をでっちあげるとんでもない女学生。
そんなりさに冤罪で身を滅ぼされた男たちの復讐劇としてのお仕置きがゲーム形式で繰り広げられる作品です。
もちろんお仕置きはりさをエロい目に遭わすこと。
この作品のテーマであり見せ場でもあるのですが、読了後の印象として復讐劇としては若干肩透かしを喰らった感じがしました。
ゲーム感覚の復讐ものとしての序盤は良かったと思います。
りさの羞恥心を煽る全身拘束による辱めや、女慣れしていない男の責めが、これからエスカレートしていく期待感がありました。
実際のところ、第2ゲームまではどうりさを追い詰めていくのか。
最後の第3ゲームで容赦ない責めが始まると思ったら、結局のところ男たちはただ自分たちの性欲を満たしたいだけでした。
男たち全員を満足させるまで終わらないような含みをもたせた結末にしても、続きを読みたいという気になるには今ひとつ。
それなら第3ゲームでは他の道具を用いて責めた方が良かったでしょう。
調教するにしても男たちの性欲が全面に出てしまい、終盤はゲームとしての意味が無いように感じました。
最初にゲームを3つと限定せず、りさに希望をもたせながら幾つかのゲームを終えた辺りで絶望させた方が復讐ものとしての面白味が増したのでないかと思います。
責め方のバリエーションが増えたらより過激なエロにもなっていた事でしょう。
また調教ものに徹するならゲーム形式にせず、屈服させる責めの方が良かったように思います。
作画とストーリーの序盤が良かっただけに読み終えると物足りなさを感じました。
作者さんによるセルフパロですが、まったくの別物で単体として楽しめる作品です。
本編との共通点は兄と妹の禁断の愛を描いた事だけでしょうか。
兄のアキは妹のユラを身内というより異性として感情を持ち、ユラは栄養不足なアキを心配する兄想いな妹。
この2人の関係にアキを吸血鬼、ユラを吸血鬼と人間の混血という設定を加える事で、ただの近親愛とは違った説得力があるのがこの作品の魅力と言えるでしょう。
作者さんが原稿の完成までにタイトルを何度も変えた事からしても細部まで拘られたのも頷けます。
ストーリーやキャラがどれも良いからエロくても下品にならず、男女どちらにもオススメできる作品になっています。
サンプル通りに画力は高く、また表紙買いしても間違いありません。
また本編を未読でも繋がりが一切ないので単体として購入するのもいいでしょう。
この作品が気に入れば、本編のおやすみ兄妹のストーリーを追いかけていくのもいいかもしれませんね。