へんでろぱさんのレビュー一覧

周回していくことで真実を掴むことが出来るが、周回すればするほどヒロインが堕ちていく。その葛藤を楽しむ作品です。
竿役がアホだとそれに乗っかるヒロインもアホに見えるというのは誰しも経験したことがあると思いますが、今作の竿は芯があり、コイツになら寝取られても……嫌なんですが、正直気持ちが分らなくもないです。

Vtuber屈指のASMR職人、周防パトラさんの作品です。本作が初の商業作品ですが、週一の活動で磨き上げられた能力を遺憾なく発揮されています。
個人的に素晴らしかったのは、パトラさんの目覚ましボイスがあることです。パトラさんの声で眠り、パトラさんの声で起きる。明らかに睡眠の質が上がっているのを感じさせられました。

1p目の煽り文が最高の紹介になっているボーイッシュ系漫画。
サバサバしていて少し子供っぽい所があるボーイッシュが好きという方は絶対にハマります。
胸の小さい所を気にしているのも実に王道で、まさに｢こういうのがいいんだよ｣と思わせる作品でした。
逆に言うとどんでん返しとかはないので、エロ漫画にストーリー性とかを求めている人には向いていないかもしれません。

エロ漫画の世界線からやってきたとしか思えない体験談、その二作目です。
幼馴染みの男の子の反応がとにかく甘酸っぱい……!
ちょっと意識していた女の子が売春してると知ってショックを受けるという点では
BSSが好きな方は幼馴染みに感情移入しやすいのではないでしょうか。
後半のマッサージ短編の方は、犯罪臭がするのでどこまでが実体験なのかちょっと怖かったです。

個性的なキャラクター達1クラス分のハーレムが楽しめる作品です。
属性、経験、彼氏の有無など様々なバリエーションがあり、一冊飽きさせない作品でした。
ただ1点、目の前でクラスメイト全員が喰われるのを眺めるしかない主人公以外の男子生徒が可哀想だったので、おまけ漫画で全員無事卒業出来たのははありがたかったです。

陵辱、ハプニング、脅迫と領主物に欲しいものが大体揃ったお手頃ゲームで す。個人的には脅迫シチュが一番興奮しました。
ゲーム性としてはやはり一週目に少ない手札で苦労しているときが一番楽しかったですね。周回が進むに連れてHCGを開ける作業になることは否めないので、ゲーム面よりもCG集面を重視する人の方がより楽しめるかも知れません。

「愛でられる」と書いてある通り、女の子が村の皆に愛される逆ハー物です。
エロゲの村民と言えばクズ市民の印象が強いですが、本作の村人は(多少やり過ぎることもあるとはいえ)主人公を気遣っている描写がそこかしこにあり非常に好感が持てました。主人公も急速に村に適応していっており、悲壮感は全くないですね。
サウンドノベル形式で文章量が多いのも魅力だと思います。

シビアな世界観、逞しくも儚いヒロイン達、そしてアリスを追い求め、彼女たちを容赦なく犯し、殺していく主人公。
誰もかも狂っているワンダーランドは自由に満ちており、見方や巡り方を少し変えただけでまったく異なる姿を見せてきます。
エロ要素のみならず、骨太のRPGとしても同人屈指の出来だと思います。
芋虫はいいぞ。

ゴブリンの繁栄のため、情け容赦なく胎を使っていく大人気ゲームの統一版。
全ての女キャラにはゴブリンに立ち向かうまでの背景があり、非常に感情移入しやすい作風となっています。
私は特に、ゴブリンの生みの親ことアステリアが一番気に入りました。
戯れで作り出された弱い生物が、創造主を超えていく。切り取ると熱いストーリーにも見えますね。

｢最果てを目指す｣｢ブレイカーハーツ｣でフリーゲーム業界に一石を投じた｢ここは誰の空｣様の記念すべき有料同人第一作目。
過去作でも見られた歯応えのあるゲームシステム、幻想的な世界観、キャラ同士の詩的な掛け合いが魅力で、エロゲにゲーム性を求める人であればまず後悔はしないと思います。
体験版でゲームの大部分をプレイできるので、気になった方はまず体験版を試してみて、自分に合ってるか確認するのも良いと思います。過去作のフリーゲームはDLSITEで無料配布されているので、それに触れてみるのもアリです。