Daftar Ulasan かみなつ

序盤はやや単調にも思えますが、このゲームの真価はテレポート取得後の13面から。

テレポート自体は一見シンプルな性能ですが、ゲームに与える影響は絶大。
ダイナミックにステージ中を動きながらエイリアンをガンガン穴に落とせるようになり、ゲーム性・立ち回りが劇的に変化します。
(一度体験版を遊んでから上のプレイ動画を見ると、明確に差を理解できると思います。)

もちろん敵のエイリアンも加速度的に強くなるためそう簡単にはクリアできません。トライ&エラーを繰り返し、操作を最適化する訓練が必要です。
残機が尽きればやり直しのクラシックスタイルには泣きそうになりますが、フリープレイで一度遊んだステージは何度でも試行できますし、何より因縁の相手に勝った時の喜びは他に替えようがありません。

作品紹介にある通り、極めれば敵をバッタバッタと切り倒す爽快なアクションが楽しめます。

また、一部の回復アイテム(印籠?)はコンティニュー時にも引き継げるので、倒されては動きを改善してリトライ・・・といった遊び方もできるようになっています。パスワードコンティニューでは引き継げないのでご注意を。

ステージ数は体験版で遊べるところを含めて5ステージと短く見えますが、私はアクションがヘタクソなのでクリアまで相当かかりました。(ボスのパターン記憶、印籠のタイミング検討等々)
難易度は低くありませんが、その分達成感の高い、良いゲームでした。

空心菜館のマスターピースのひとつとも言える「ゼロから始める乳首開発!『実践』本当に気持ちいいチクニ―【バイノーラル&ハイレゾ】」のリメイク作品です。
大部分をリラクゼーションや感度上昇に割いて乳首だけでなく全身の性感を高めていく構成はそのままに、呼吸法や焦らし方などにアレンジが加えられています。前回の作品では言及するにとどまっていた「チクリンク(乳首と前立腺の快感をリンクさせる手法)」についても実践しています。擬音語より吐息が多めでトランス系に近い趣がありました。

許嫁であるソフィアとの初夜。彼女から告げられたのは溜まる民衆の不満を抑えるため王女の責務としてホームレスへの性奉仕を行うことになり、
その期間中婚約者との性的な行為は制限されるという衝撃的な内容でした。

婚約者である隣国の王子を差し置いて浮浪者の相手をするなど本来ならば婚約破棄の上国丸ごと焼き討ちにして然るべき所業ですが、
国難を鎮めるためとあっては仕方のないこと。なによりソフィア自身が覚悟を決めているのにどうして口を挟めましょう。

そうして、かのアキレスと亀のように決して追いつくことのない過酷な徒競争が始まります。
婚約者への行いは奉仕に先んずることなかれ。ソフィアと共にするはずだった数々の「はじめて」は手のひらからこぼれ落ちてしまいます。
自分に対して披露される性技はいずれも昼間ホームレスに行った奉仕のミメーシスに過ぎません。
昨日よりも彼女が艶やかに見えたのならば、それは薄汚れた男たちの前で媚態を晒したという何よりの証拠。
巧みに愛撫されるほど日中の行為が思われて苛まれるパラドックスに陥るばかり。

さらに悪いことに、故あって途中からの自分への行為は手淫に限定されてしまいます。
もはや追いつく術はありません。
自分が手で亀さんをよしよしされている間にもソフィアは駆け足で性の階段を上っていくのでした。

しかし、この悪夢のような奉仕生活にも終わりが来ます。
いくら身体を汚されようと幼馴染の自分を想う心まで穢されることはないはず。
彼女はきっと戻ってくるでしょう。ホームレスの頭領である元騎士団長との、身も心も溶け合うようなポリネシアンセックスを越えて…。

半自動のチェスのようなもので、一度配置した駒はそれぞれのルールに従って移動します。相手の陣地まで自分の駒を送ればダメージが与えられ、逆に自分の陣地まで相手が入り込むとダメージを受けます。5ダメージで決着。
ルールはシンプルながら、多彩な駒の特徴とそれらの相互作用が複雑なゲーム性を呈していました。

戦略の基本は先読みです。
駒に攻撃力や体力はなく移動した先の相手駒をとるという仕組みであるため、駒を出すタイミングには注意しましょう。一手のミスが命取りになるシステムです。幸い相手の出す駒の種類と順番はあらかじめ決まっているため、先の展開を読みながら行動すればきちんと戦えると思います。

対策をしっかり行わなければ厳しいステージがあるためデッキ構築も重要です。
強力な駒にはコスト(出すために自分の駒を犠牲にする)がかかり、そのような駒ばかりをデッキに入れるとうまくいきません。
コストはどこから捻出するのか、そもそもこのデッキの強みは何なのかを意識して構築するとよいでしょう。

先に進むごとに使える駒が増えていき、ステージに合わせてデッキ構築を試行錯誤する楽しみがありました。
ボリュームはおよそ3時間ほど。最初から最後までたるむことなく遊べました。

年齢や性格がバラバラなヒロイン3人、豊富な場面とシチュエーションということで「ちゅーばー」らしい高いコンテンツ力を感じます。
挿入シーンこそないものの多彩な魅せ方で飽きさせません。
個人的な好みは母親の陽子さんですね。豊満な肉体とおっとりした性格、経験の浅い娘二人をサポートするようなシーンが良かったです。

同じサークルの他作品と比べると特徴的なのは竿役、「おじさん」の存在。透明なカメラマンという位置ではなく、一人のキャラクターとして存在感を放っています。
差分も充実。マスクひとつで見せる表情がガラッと変わり、二度楽しめますね。

撮影された恥ずかしい動画はネットに公開されているようですが、まだ催眠の中なので羞恥的なシチュエーションは薄め。挿入シーンとともに次作に期待が高まります。

本作品の趣旨は長時間の焦らしを経ての「甘出しオーガズム」
PC筋を弛緩させてゆっくりと精液が尿道を進んでいくのを感じながら絶頂します。

かなり丁寧に時間を使っており、徐々に興奮を高めてオーガズムへ導く道筋がしっかりと作られていました。
序盤はキャラクターをしっかり提示してからの緩やかな愛撫。
そこからのフェラチオはヒロインの唇から喉までの距離すら感じる高クオリティ。
階段を上るように興奮を着実に高める作りです。

肝心の「甘出し」に関して。わたしはPC筋を一度緊張させてしまい達成率7割弱といった感じですが充実した音声のサポートもあって一回目から楽しむことができました。
オーガズムの際に精液を運搬する力がほぼゼロになるので詰まったりしないか若干不安でしたが、特にそのようなことはありませんでした。

キャラクターも作りこまれていて愛らしかったですね。少し危うげな雰囲気がありますが献身的で、経験の不足を知識と愛情でカバーする様がいとおしいです。

導入、焦らし、セックスまで隙のない大満足の一品でした。

おまけを除き、本編は8トラック、約114分。キャストコールとおまけを含めると125分ほどです。

体験版で公開されている「トラック1」で、作品の雰囲気は掴めるかと思います。
荒野で生活を共にする少年と少女。いつから、なぜ、そんなところに。

大胆にも冒頭のカットで作品に影を落とすことで、序盤の楽しげな掛け合いの最中にも聞き手の気が引き締まります。

10分前後と聴きやすいトラックに分かれているので、中盤以降の展開も飽きずに聴ける作り。演技も聞く者の気を散らさない安定したものです。

主人公が盲目であること、歌が時折挟まること。音声作品である必要性を十分に感じる作品でした。
視覚情報がない分周囲の状況を想像しなければなりませんが、丁寧な音作りのおかげで不便に感じることはなく、良い出来だったと思います。

終盤の展開について。おそらく今までにも問われた命題だったかとは思いますが、一貫性のある解を与えていること、それまでの作品の流れをしっかり意識したものであったことから、個人的に気に入っています。

音作り、演技、ストーリー。どれも十分な水準を持った良い作品でした。

椿屋シリーズは耳かきや露天風呂の音、ヒロインのキャラクター性がもたらす「癒し」と主に後半のシーンの「エロ」の二本柱で支えられています。

今回は同シリーズの他作品と比較する限り、「エロ」寄りの内容でした。露天風呂から寝室へ、ロケーションを変えながら豊富に展開されています。
野放図に本番行為を並べ立てるのではなく、全体を通して流れができるようにしているのも良いですね。

もちろん癒し要素が不足しているということはありませんでした。露天風呂の場面では耳の上の方で鳴るシャンプーの泡の音と、遠くに聞こえる掛け流しのお湯の音が心地よかったです。耳かきのボリューム、バリエーションも十分でした。

「隣の湯女の声が聞こえる」というギミックは同時に発売された「茜音」にもありましたが、この作品ではおまけ的な意味合いが強いですね。微かに聞こえる喘ぎ声には新鮮さがあり、興奮を促す役目は果たしていたと思います。

献身的にお世話をする「桔翠」に、大いに満足する作品でした。

前作から2年開いての「椿屋」シリーズ新作。
単体完結性の高さ、バリエーションに富んだシーンといった従来の良さを残しつつ、新しい取り組みも忘れていない。待った甲斐がありました。

椿屋シリーズといえばやはり「立体感のあるヒロイン」が特色ですね。冒頭の短い掛け合いで
仕事慣れしており、少し意地悪な湯女「茜音」を端的に表現し、その後の展開をスムーズにしている。前半にエロの少ないパートを置くことでよりくっきりとヒロインのキャラクターを感じながら聴けるようになっています。

今作に取り入れられた「盗み聞き」トラックは良い挑戦だったと思います。同時発売された作品のもう一人の湯女の声が漏れてくるのですが、
壁の向こうがどのような状況であるかを聞き手に想像させ、興奮を掻き立てる材料になっています。ストーリーにもしっかりと関わっており、シナリオ上の意味が持てているのも好印象です。

耳かきパートは異なる収録方法の音が3パターン用意されており、「この種類の音は苦手」という方にも優しい作りでした。

ブレがなく万人受けする絵柄で、安心して見られました。プレイもあまりにアブノーマルなものはなく、また差分も豊富ですので広い層に受け入れられるだろうだと思います。

今回は公園での露出配信ということで、より「見られている」感覚を強調しています。
あくまで自慰にフォーカスしており、リア凸があってもその姿は見せない、挿入シーンもディルドを用いるなど設定したテーマを忠実に守っているところは高く評価できます。

催眠要素は前作と比べてもあまり強くないですね。ヒロインの積極性が増していることもあり強制する必要が薄れているためでしょうか。
前作から催眠をガッツリ軸に据えた構成でもなかったので気にならないと思います。

おまけの音声も、個人的にはハマり役だったと思います。あくまでこっちのメインはCGなのでボリュームは控えめですが、音声作品としての完成度は十分でした。

作品の紹介文や体験版でわかる通り、百合の静かな雰囲気を保ちながらストーリーはしっかりと一本筋の通ったものが用意されています。

詳細を語ると面白くないので、まっさらな状態でどんな展開になるのかあれこれ考えながら聴くことをおすすめします。

キャラクターの名前は若干音から漢字を予想しづらいので、あらかじめキャストを眺めておくと聴く際に余計な気を使わなくて良いでしょう。