進藤あずささん演じる中性の男の子が働いているカフェで、過去の青春のお話を聞く作品です。
まずは、あずささんの中性男子の声が心地よく耳にスッと入ってきますね。
本当にカフェに来たかのような雰囲気、居心地の良さを感じました。
僕は彼のいる時間に良く来店する。そして、恋愛相談と銘打ち話を聞いている(個人的には自身の好きな相手が彼だという気持ちで聞きました)
学校生活での友達からのお誘い、サークル、そこで出来た女友達。無意識で人を翻弄させてしまう天性の人たらしのような彼が無自覚に人を狂わせ、同時に離れられてしまう彼の心も傷を負うという甘酸っぱい青春というよりは、僕はもっと酸味が強く感じる悲しさを感じて辛くなりました。
円さんの優しさ、みんなと仲良くしたいという恋愛感情が無いような友達としての接し方、人とは違う感性、感覚の彼に恋愛を自覚させるのは難しいだろうが、僕は彼のいる店にまた顔を出して行こうと思った。
感受性豊かなため、円さん以上に物語に入り込んでしまい、相手の感情も鮮明に感じるほどにリアリティが凄かったですね。