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2021年12月12日
入院中にナースが性欲処理と言えば「怪我で手が動かないのでその代わりに抜いてくれる」みたいなのが定番ではないでしょうか。しかし本作はびっくり「怪我は既にほぼ治っていて、リハビリのためにオナニーの手伝いをされる」というシチュエーション。ナースさんの白衣の天使的な優しさは残しつつも、指示されて見られながらオナニーしたり、性欲処理のために専用のナースコールで呼ばないといけないなど恥ずかしくなる展開が多い作品になっています。
これらあまあまと羞恥のバランスがうまく取れているのは設定の妙でしょう。「これはリハビリだからちゃんとオナニーしないといけない」「歴とした病院の制度だから好きにナースコールを押せばいい」といった舞台背景と、ナースの真希さんの「自分の手伝いで素直に従順に気持ちよくなってくれる人が可愛くて愛おしくて仕方がない」という人物像は、聞き手に「恥ずかしいけど、でもこのナースさんが手伝ってくれるなら・・・」という気持ちをわきたたせてくれます。
ナースの真希さんの優しくて、甘くて、艶やかなお世話に、夜でも駆けつけてお世話してくれる献身に、こちらも恥ずかしさを堪えて衰えた腕を動かし素直に精を発散することで応えましょう。うおお真希さんが喜んでくれるなら、お世話してくれるならいくらでもリハビリがんばれちゃうな。
幼くして突然の不眠に悩む聞き手が魔女さんに癒してもらうというストーリーの本作。低いわけではないけれど落ち着いていてお姉さんらしい余裕を感じさせる、そんな音枝優日さんのサラサラした声も素敵ですが、やはり一番の魅力はASMRの音でしょう。
コットンやスポンジといった目の粗い繊維で擦られる音がたくさん詰まっているのですが、元の素材のゴワゴワ・ザラザラした質感がそのまま脳裏に浮かぶようなしっかりした音にぞわぞわさせられます。ゴワゴワ・ザラザラという表現では少しマイナスな印象を受ける方もいるかもしれませんが、これは音声作品、実際にはたくさん擦られると痛くなってしまうような素材でもその味わいある音や感覚だけがリアルに楽しめます。むしろ固い素材だからこそ擦られる感覚も強く感じられて気持ちがいいとも言えるでしょう。ときおり魔女さんが優しい声で話しかけてくれるのも安心感に大きく貢献しており、しっかりした音ながらあまり緊張せずにリラックスできます。
まとめれば、繊維質のザラザラ音の魅力がいっぱいいっぱい詰まっているのでそういった固めの音が好きな方は間違いなく気に入りますし、しっかりした音でASMRのぞわぞわ感を楽しみやすいので、そういう感覚に鈍いという方にも試してみてほしい作品になっています。
2021年12月08日
前半は童貞のお兄さんのためにJKちゃんがリードして教えてくれるえっちで、ピロートークでもJKちゃんはまだまだ元気そうな様子。そして対照的に、後半は恋人になってくれたJKちゃんが自分から媚薬を飲んでよわよわになり、いっぱいいっぱい感じさせられちゃうえっちになっています。
前半はJKちゃんが多少の余裕を残していることもありオホ度はそこまで高くないのですが、後半はしっかりオホっていて、その上で露骨すぎない「感じすぎているときの余裕のない喘ぎ声」としての自然さがあるので柚木つばめさん流石だなぁって感じです。苦しそうに聞こえるという意見も理解はできますがオホ声作品としては一般的なレベルではないでしょうか。
話の展開は定番ということもありサックサクなのでストーリーの丁寧さを重視する方には向かないかもしれませんが、優しく甘くからかいながらリードしてくれるJKちゃんは柚木さんの声が本当にぴったりで、柚木さんが好き・JKにリードされたい・そして感じさせもしたいといった方ならしっかり楽しめる堅実な作品でした。
不思議なお告げの結果、初対面なのに互いのことが好きで好きでたまらなくなってしまった男女。キスをすれば好きな気持ちが収まるというイチャラブの免罪符つき。これはもうキス、キス、キスしかない。とにもかくにもキス。トラック1からすぐにキス。仕方ないよね。だってキスしないと不思議な力でもっと好きになっちゃうんだもん。だってキスせずにはいられないくらい相手のことが好きなんだもん。キス、キス、好き、好き。なんかさらにどんどん好きになってる気がするけど、きっと不思議な力のせい。だからもっとキスしてキスしないと。
そんなキス特化作品で、いつでもどこでもずっとキスしまくり。えっち中もずっとキスできるように密着して対面座位が大半。キスしなくちゃ不思議な力で好きになっちゃう、でもこれだけラブラブな状態でキスしまくってえっちしまくってたら、不思議な力関係なく普通に好きになっちゃうよね。初対面だけどもう好きだから、急にキスされても、言動が変態的でも、おしりやふとももを撫で回されても、でも好きだから許しちゃう。そんな感じで最初からイチャラブ全開。最後までイチャラブ全開。いやこれキスしまくってるのに最初より最後の方が好き度上がってるよね???
そんな巧みで罪深いストーリーもさることながら、ヒロインのキャラクター造形も素晴らしい!トキベさんのいつもの独特な言い回しから生み出される飄々さと、それでいてなんでも受け入れてくれる包容力があるラブの塊みたいな煽りに思わず「もうかわいいなぁ!」と口をキスで塞ぎたくなる、まさにキス特化作品のためのヒロインです。
まず始めに言っておきます。
「作品紹介やイラストを見て期待する通りのものが、そのまま間違いなく入っています」
なので作品紹介を見て「そうそう、こういう作品が聞きたかったんだよ」と思ったらそのまま買っちゃいましょう。雨音は行為中もずっと鳴り続けていますが、耳障りどころかむしろ雨音がある方が静かに感じるくらいです。
・にわか雨。好きな人と二人っきりで雨宿りなんて、ドキドキしちゃう。男の子との話し方なんてわからないけど、勇気を出してアプローチしなきゃ!
そんな場面から始まる前半パートはとにかく不器用で拙くて初々しい、不慣れな二人の初体験が描かれます。ヒロインの詩雨ちゃんは普段あまり男子と話したりもしない子のようで、めちゃくちゃ勇気を振り絞ったアプローチは脈絡なく急に「彼女いるの?」なんて聞いてきたりと不器用なことこの上ありません。でも直接言葉にされているわけではないのに「どうすればいいんだろう」と戸惑う様子やドキドキ感が伝わってきてキュンキュンさせられます。小日向らむねさんの透明感のある声もキャラクターのイメージ通りで素晴らしいですね。最終的にえっちまでしちゃうのですが、挿入前に深呼吸を挟む初々しさや控えめながらかわいい喘ぎ声は、後ろで静かに聞こえ続けている雨音とマッチして癒し効果も非常に高いです。
・付き合ってしばらくたって。あの日を思い出す雨降り。一緒の傘で下校して、今日もとっても幸せな1日。
後半パートはお互いをもっと知ってもっと好きになった頃。すごく幸せな日々を過ごしてるんだろうなというのがありありと伝わってきます。前半とは違いもう何度も肌を重ねた後なので初々しさは薄れてしまいましたが、代わりに好き好き連呼など恋人同士の甘いラブラブ感で満たされていて非常に魅力的です。えっちの内容が少し積極的で激しくなっても、決してイメージを崩さない控えめで淑やかな声のままなのも良いですね。
2021年12月03日
人間関係などで困っていたところを聞き手である「お兄さん」に相談に乗ってもらって救われてゾッコンという、幸せで甘々な展開にも繋げられそうな導入から始まる本作ですが、作中一貫してもっとずっとダークでインモラルな空気をまとっています。そしてその原因はなによりもヒロインである萌歌ちゃんの自己肯定感の低さでしょう。
そもそも問題が解決したのも自分よりお兄さんを信じて苦手なこと嫌なことも言われた通りやるという、自身の軽視とお兄さん依存の結果という感じがするんですよね。なので自分への自信は問題解決前と変わらずどん底のままであり、「自分はお兄さんにふさわしくない、でもお兄さんには一緒にいてもらわないと私はダメ、そうだ、便利な性処理の道具として使ってもらえれば捨てられないはず」というかなり自虐的な発想で迫ってきます。
聞き手のお兄さんは成人向け作品の主人公としては常識的な方であり、萌歌ちゃんのこともそれなりに大切に思っているようなのですが、そんなお兄さんに対して萌歌ちゃんはあえて危険な格好で外を出歩いて「お兄さんが来てくれなかったら他の男の人にひどい目にあわされちゃう」なんて煽りで不安をかきたててきます。そして怒ったお兄さんに触られて犯されて大喜びという、とんでもなく暗くて退廃的な誘い受けです。
「お兄さんが一緒にいてくれるのなら都合のいい性処理道具で構わない」「お兄さん以外に触られたくないけどお兄さんが喜んでくれるなら知らない人に触らせてもいい」などなど、とにかく一貫して自身を軽視してお兄さんを優先しようという言動に溢れ、しかし決して誘惑をやめてお兄さんを安心させてあげられない矛盾。だってお兄さんにあげられる自分の価値が、お兄さんを繋ぎとめるための方法が、どうしようもない私には肉体関係以外にわからないから。そんな徹底した「自己肯定感の低さにより歪んだ愛」が描かれています。
会話の途中で耳舐めしているというよりは、耳舐めの合間に会話が挿入される、その絶妙なテンポ。ぐりぐりごりごり、ぼそぼそぐりぐり。脈絡がなんとか把握できるかな程度のなんとも言えない間。ぐりぐりごりごり。それがいい感じに眠気を誘って、結局途中でうつらうつら。あ、ここかわいい。ぐりぐりごりごり。あぁ、もうだめだ。おやすみなさい。今夜も最後まで聞けなかったぁ。
そんなことを毎晩毎昼繰り返していたら、睡眠ばっちり、とうとう眠らずに最後まで聞けてしまった。あぁ、かわいいな。かわいくて、おさなくて、のんびりな青春だ。自分に自信がない女の子と、照れ屋ですぐごまかしちゃう男の子。お互いのことをとても大切に想ってるのに、ぐいぐい行ってもここぞというところで足踏みしちゃう二人。なかなか想いは伝えられなくて、気づけば話は「好きな人はいるの?」なんておかしな方向に。君たちまだそんな話してるのか。切なくなってツンと距離を取ってみたり、結局寂しくてくっついたり。二人の甘くてもどかしいイチャイチャがたまらなく愛おしい。そんな日常に浸れてしまった。
前作にはなかった過去話では、優美ちゃんがよしよし年下扱いされちゃう現在とは違い、むしろ男の子の方が小さいくらいの体格で。弱さを見せまいと少しお姉さんぶったり、少しずつ心を開いておしゃべりしてくれたり。今とは少し違う優美ちゃんの姿にもっと一緒に時間を過ごしたい・そばにいたいという気持ちが溢れてきて。いやもう今日も一緒に寝るしかない。
本編だけでも毎日すやすやできるのに、おまけで耳舐めのみトラックやせせらぎ環境音つきトラックまで付いてくるの、なんだこれ。もう一生優美ちゃんとすやすやできてしまうな。では、今夜もおやすみなさい。
2021年11月23日
深夜、なんとなくぼうっとテレビを見ている。チャンネル変えたらやってたドラマはどうやら佳境のようだ。最近人気の女優さん、まだ若いのになかなかの実力派。迫真の演技に思わず引き込まれる。引き込まれる。引き込まれる。ぐっと見入っていると、アレ?今この子、俺のこと見た?
深夜、なんとなくぼうっとテレビを見ている。情報番組のようだ。時間が時間なので少しセクシーなトークもしていたり。美人なアナウンサーさんの色っぽい話にすっかり妄想も捗って、こんな人とヤレたらなぁ、なんてことが頭をぐるぐる。ぐるぐるぐるぐる。ぐるぐるぐるぐる。アレ?なんか俺の話してない?
テレビを見ていたはずが、気づいたら画面の向こうの人と会話していたり、えっちなことまでしちゃったり。本作品はそんな体験ができる詰め合わせという感じになっています。
番組の雰囲気はどれも結構それっぽく、実際にありそうな印象を受けるのにもかかわらず、そこで話されている内容はなかなか性的で際どいものばかり。いつか夢で見たこともありそうなリアルと妄想の混ざり具合が面白い作品でした。
聞いている最中は頭の中に番組の様子が浮かんでいて、そこでは複数の人がちゃんと会話していて、なのに聞き終わって冷静になってからふと気づく。あれこれ全部CV逢坂成美さんだったんだよな・・・。JK、グラドル、アナウンサー、新しい人がテレビに映るたびに全然違う逢坂成美さんが現れる。まさにカメレオン声優だなぁ。