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761位
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2024年09月16日
2024年09月15日
2024年09月14日
2024年09月12日
2024年09月01日
2024年08月03日
ヒロインが戦闘員として潜入すればどうなるか、というのは何となしに予想がつくだろう、この手のジャンルならなおさらだ。本作はそういった要素をギュギュっと短く凝縮した一作。
潜入してばれて再調教されて、とか、スーツ着て行動してるうちに価値観が飲まれて、とかいくつかパターンは考えられるが、これこうなるやろ……という予想を見事なまでになぞってくれる。もう予想を裏切らないのでちょろすぎる。もうちょいヒロインならがんばれ、とすら思えてくる、サクサクすぎて途中で笑ってしまった。ラストの一個手前のシーンなんかは予想の更に下をくぐってきてあまりにもちょろい。
ちょろいちょろい言っているが、戦闘員化悪堕ちの骨子を綺麗に、かつ扇情的に描いており、描写としては大変良き。ヒロインちゃんの肉感的な肉体も大変いい、エロすぎる。
さくっと楽しめる悪堕ち作品と言える、エンドの時は続編匂わせる描写もあったので期待したいところ。初作品とは思えぬほど良かったので、今後の活躍も期待したい。
調教ゲームと言えば古くから続くエロゲーのジャンルである。本作はそんな系譜に身を置きながら、パイズリ一本という特化性癖で作り上げられている。自分がこのゲームを購入したのはフォロワーさんが布教していたからなのだが、パイズリはあまり性癖ジャンルではなかった。というか自分の中ではセックスの前戯、という印象が強くてパイズリ単体には特別な思い入れがなかったし、それ一本ってゲームとして成立するのか?なんて疑いすらあった。だが本作をプレイしてそれは崩れた。ひたすらにパイズリを描き、下半身はまったくと言っていいほど使わないストロングスタイルながら、その書き分けが見事なまでになされている。おっぱいを触るのに乳首は興奮を表すシグナルとしてしか用いていない、と言えばその徹底ぶりが分かるだろうか。縦パイズリは心臓を突く、なんて考えたこともなかった。
そんなパイズリにこだわった本作だが、調教シーンの描き方も秀逸。特に驚いたのが、彼女が堕ちる直前の所。二つ見たのだが、ベースとなる描き方は一致しつつもそれぞれに違うテイストを出していて驚嘆した。ほかにもいくつか調教パターンがあったので、そちらはそちらでまた違うテイストで描いているのだろうか、他の調教度の時にもシーンの書き分けをしているのだろうか、なんて思うとその執念に頭が下がる思いである。また調教自体も加速度的に進めやすくなっていくこともあり、非常に没入感が高い。
またキャラ設定や舞台背景も読ませる内容が多く、楽しめた。パイズリシーンとの間に挟まるので困惑することは請け合いだが、それでもこの作品にあったほうがいい、と言えるようなテキスト群だと言える。彼と彼女らが今後どうなったのかが気になり過ぎた、ゲームでなくともどこかで語られないかな、なんて期待したりしてしまう。ともあれめちゃくちゃにお勧めの一作である、絶対に買うべき一本だ。
2024年07月26日