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初めてレビューを書きます。
本作品では、とりわけ“自然”である点が特に優れていると感じました。
作品内容の記述通り、リアル感のこだわりには目を見張ります。状況示唆、擬音等がお姉ちゃんの口から紡がれることはほとんどありません。それゆえ、聞き手の想像力にある程度委ねられます。しかしこのようなASMRを愛聴する諸氏には不要の心配でしょう。
特にトラック6にそれが顕著に現れています。その単語を口にしていないのに、「あ、今キスマつけられてる……」とわかるその描写。身じろぎ、衣擦れ、ほんの少しの囁き声のみで表現するエロ。
トラック1も良いですね。その自然な表現ゆえ、親に露見してしまうのではないかという緊張感、背徳感、倫理観を犯す空気、すぐにスマホの動画の話題に切り替える日常と、されている行為の倒錯によって非常に堪らないものに仕上がっております。
しかしなんと言っても、やはりせいなお姉ちゃんのSっ気が素晴らしい。攻めている時のお姉ちゃんの蕩けたような吐息が耳をくすぐる度、背筋が痺れます。「どうするんだっけ?」、「もっと大きな声で、言え」と強めの口調で言われて骨抜きにされます。
これほどの作品に出会うまでに時間がかかってしまったこと、忸怩たる思いがあります。『義理あね。』からそのまま『義理あね。2』とスムーズに聴けたのは幸いでしたが、あまりにもお姉ちゃんロスが酷いです。
せいなお姉ちゃんとおでかけ(恋人としてではなく、義理の姉弟としてのため、名目上デートではなくあくまでおでかけ)の最中、お姉ちゃんからちょっかいをかけられて「しっ、周りの人にバレるよ」だとか、そういったシーンを幻視してしまいます。3はまだか……エェーッ!? これ発売されたばっかりだ! となっており、大変苦しゅうございます。またお姉ちゃんに会いたい。
続編を心待ちにしております。胸を張ってオススメできます。迷う理由がありません、是非ともご購入を。