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頭がぼーっとしている。周りを確認しようにも視界もぼやけている。どうやら森の中にいるようだ。なぜそう思うのか。視界はぼやけているが緑っぽいのが一つ。そして何だか森の匂いがするからだ。森というか自然の匂いだろか。そんなことを考えているといきなり声をかけられた。
「あの」
声のした方へ首を動かす。段々と焦点が合ってくる。どうやら自分は地面に倒れているようだ。顔に草が触れている。そして視線の先には不思議な雰囲気をまとった可愛らしい少女がいた。こちらが寝転がっているせいで彼女のスカートの中が見えそうになる。近づいてくる。あともうちょっと。あっ。
「大丈夫ですか」