[エチエチ短編集]妖艶なエッチストーリーと不可思議な愛の結末劇

大水霊都市ウンディーネ。

大都市の守護精霊として何億年と生きてきたウンディーネは、特殊な人間にしか見ることができない不思議な存在である。

そんな彼女は何億年も孤独に苦しめられ、人間になることを望むのだが……

生前、人を殺したとされる青年。彼が目を覚ましたのは、死後の世界。

自身を裁く上位の存在に怯える青年は、彼女達から逃げようとする。しかし彼女達の力は絶対的で、逃げることもできずに裁きが下される。

「僕は一体、誰を殺したのですか!生前の記憶がないのです。僕は一体誰で、どんな罪を犯したのか……」

自身の身体を自由にカスタマイズできる技術が確立された。

自分の醜い顔、貧相な胸、貧相な身体。そんな悩みをサイバー街では、カスタム技術により解決することができる。

「これで、私の大好きな彼を振り向かせることができる!」

彼女は新しい自分を手に入れ、夜の街に赴く。

天才科学者の女の子が存在した。しかし大病を患い、寿命僅かになってしまった。

「私が死んでしまったら、大切な彼を悲しませてしまう」

彼女は必死の思いで解決策を考え、クローン技術を確立した。そして、彼を悲しませないために自身のクローンと入れ替わることを決意する。

あらゆる恐怖を取り除くLFLD薬が開発された。この新たな精神薬を開発した彼女は、いじめを受け、人間不信になった自身を被検体として薬効を確認する。

だが、その実験に立ち会った同僚が、その薬の欠点に気づいた。

「この薬は使用すべきではない!LFLD薬は、人間を縛るドグマを根本から破壊してしまう!」

人間の幸福感を司るドーパミン。もしもこのドーパミン等の快楽物質をコントロールできたとしたら?

一日中セックスの絶頂時の快感を楽しむことができる一方で、不安を抱える患者が使用したのなら、それを取り除くことができる画期的な技術となる。

彼女は、そんな夢を元に女の子同士のセックスに励む。性行為を通し、快楽物質の研究を行うのであった。

世界的に温泉が大流行した。温泉が大好きな女性達は「温泉ガール」と呼ばれ、大々的に報道されたりもするようになった。

しかし、そんな温泉ガール達を覗き見し、こっそり写真を撮る不届き者が現れるようになった。

「今日もエッチな写真を入手できた。一枚数万円で売買できる。大儲け間違いなしだ」

だが、こんな輩が見過ごされる訳もなく、奇想天外な困難に巻き込まれていく。

時は 2900 年代。AI 技術が爆発的に発展し、画像認識、音声認識、人工知能を活用した数学の未解決問題の解決などがなされ、人間かまたはそれ以上の知能を機械が有するように
なった。

最初は人間の労働を代替するものとして、人型AIが活躍していた。しかし、ある時を境に兵器利用が進み、世界的な暗黒時代へと突入していく。

私は科学好きのいたいけな 19 歳の少女である!父は勿論科学者で、物理学を専攻している。しかも!凄い頭のいい大学に通っていたし、凄いお父さんなのだ!

今日は、その大好きな父が開発したテレポーテーションマシンを見学するのだ。とてもわくわくするぞ!一応だが、私も父の跡継ぎを目指して、物理学を大学で勉強中である。

「お父さん、見学に来たよ」

「やあ娘よ。今からそれはもう楽しい実験に参加させてあげるよ」

私にとって、社会の平均はあまりにも高すぎた。新卒で入社した会社は働き始めて半年で辞めてしまい、その後は何度も再就職を考えるも、先延ばしにしていたら 1 年が経過してしまった。

どこで私は間違えたのか。高校生、大学生の時は、青春を謳歌した一般的な女の子であったはず。周りの人間とも良好な関係であったし、落ちぶれてもいなかった。

しかしそう、そうだった。昔から若干気の弱く、だけれど小さな苦難を乗り越えられる程度には意気地があり、自分で語るのもなんだが温厚で比較的優しく断れない性格のせいで、それは起きた。この大切な時期に……