歪みの愛と悦楽 〜始まり、そして誕生〜

本作の主人公、『足尾 愛流(あしお めでる)』通称「アシオ」は日本屈指の名門『清愛留(すめる)学園』に通う1年の男子学生。彼は足フェチである事以外は普通の人間だ。アシオは学園の生徒会長である『九印 千佳(くいん ちか)』通称「クイーン」に目をつけられ、弱みを握られ、毎日躾と称した執拗なイジメを受け続けていた。クイーンは学園創設に携わりし九印一族の令嬢である、が、幼少期からチヤホヤされ続けて欲しいもの全てを与えられ続けてきて甘やかされてきた為か性格は高慢で我儘、エリート意識が非常に高く、自分が常に上位で無いと気がすまない。入学早々に強引に生徒会長の座に着き、教師や校長らの家族らを買収、人質にとり、学園の女帝として権力を掌握した悪女だ。足クセが悪く、絶対服従の証として自らの足に接吻させたり舐めさせるという。実質彼女の機嫌を損ねた者は本人のみならずその家族や親戚、友人をも巻き込んで肉体的かつ社会的に制裁を与え、最悪家族もろとも「抹消」されるという‥

そんなある日アシオはトイレで自慰行為に耽っていた所、怪しい出立ちの男が現れ取引を持ちかけてくる。
どうやら彼もまたクイーンに恨みがあり、協力すれば人生を逆転できる力を得る事が出来るという。
夢のような胡散臭い話だったが、精神的に追い詰められていたアシオは彼の言葉に乗り、薬を一気に飲み干してしまう。

‥その後イジメ集団との待ち合わせの集会場所へと現れたアシオ。苛立つ彼女らはアシオに暴行し、SMまがいのイジメをしようとするがそこでアシオが変貌。「俺の目に狂いはなかった」と陰で微笑う薬の男。彼女らにとっての地獄の宴が始まる‥