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【本文一部抜粋】
「お前はね、いまからわたくしに抱かれるのよ」
はだけたシャツの隙間から自身の指とは違う細い指先が滑り込み、肌が粟立つように感じる。身体は痺れて動かないのに感覚は普段以上に過敏になっているようだった。
——抱かれる? 私が?
いったい何故生まれたときから見守ってきた庇護対象とそのようなことを、というか私が抱かれるとはいったいどういうことなんだろうか。そんなことが頭の中でぐるぐるぐるぐると駆け巡り、姫様の言葉の意図が全く理解できない。
いままで聞いたことがないだけで、もしやそのように男をいたぶる趣味があるのだろうか。いったいどのような閨教育を施されたらそのようになってしまうのかと私は心の中で頭を抱えるのだった。
▼あらすじ
第三王女近衛騎士団の現団長である主人公ルーカスは、生まれたばかりのアウローラ姫様を一目見た瞬間から、自身はこの方に仕えるため生まれてきたのだとすぐに理解し歓喜に震えた。
それから十余年、姫様はすくすくと育ち少々お転婆な淑女に成長される。対して自身は四十近くなり、姫様が嫁に行かれたら自分は領地へ戻り家督を継いだ兄のサポートでものんびりしながら余生を過ごすかなんて考えていたのだった。
けれどそんなある日、我が主人は意を決したようにこちらを見て、顔を真っ赤にさせながら「わたくしがっ、よ、嫁に行きたいと言ったら、お前どう思うかしらっ!」と言いだしたことから、お互いすれ違いながらも本当の気持ちを確かめ合うお話。ハッピーエンド。
【約21000字】
サンプル https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20422253
▼主なプレイ内容
女性上位/逆転なし/乳首責め/フェラ/キス/ペニバン/逆アナル 等
▼登場人物
主人公 ルーカス(一人称 私)
三十代後半、とある王国の第三王女近衛騎士団の現団長
姫様 アウローラ(一人称 わたくし)
十代、とある王国の第三王女
王妃譲りの燃えるように赤い髪と、国王譲りの空色の瞳が特徴的