【ゆる甘オホ】ゆるS生徒会長は×××がお好き

小説風に今回の音声作品の一部をご紹介します♪
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(トラック2あたり～)

柏崎さんは、昨日のことなんて何事もなかったんだと、
まるでそう言っているかのように、いつも通り僕に接した。

そう。部活動の時間が来るまでは。

…案の定、少ししたら柏崎さんからのメッセージがスマホに届いた。
『今すぐ生徒会室にきてくれない?』

生徒会室に向かっている時の心臓の音は、どんな音よりもうるさいくらいに高鳴っていた。

――失礼します。

扉をあけると、そこにはご立腹の様子の柏崎さんが立っていた。
興奮が高まる。
僕が何も言わずにいると、柏崎さんはしびれを切らして口を開いた。

「あなた……私のクラリネットに、酷い事したよね?」

その言葉を聞いて、本当に僕はマーキングしてしまったんだ、と再確認するように実感した。
少し軽蔑したような、呆れたような、そんな声色で僕に迫る柏崎さんだったけど、
何故だかどこか嬉しそうにしているようにも感じる。

「…クラリネット本体にはイタズラしなかった事、いい子なんだか悪い子なんだか。」

目を伏せたと思ったら、俯き気味の僕のほうへと視線を向けなおすと、
柏崎さんは話を続けた。

「私のこと、マーキングしたかったんだよね?
だから、吹くときに咥える部分のリードにイタズラしちゃったんだもんね。

…まあ、いいか。ほら。顔をあげて?
とりあえず座ろっか。怒ったら疲れちゃった。」

……反省、なんてしていない。

「今回だけは許してあげるけど、もうこんな事したらダメだからね。」

むしろ、僕だけのものにしたい。
そう確信した瞬間だった。
……『使う』ときは、今かもしれない。

「ん……なあに?これ。…練り香水?」

――そう、ずっとあなたに使いたかった、媚薬入りの。

「あなたがこういうの持ってるのって想像できないわ♪」

すんすん、と香りをかぐと、柏崎さんは嬉しそうに微笑んだ。
この練り香水に、媚薬が入っているとも知らずに。

「つけてくれるの?ちょ、ちょっと…自分でつけれるよ。
やんっ……く、唇?」

媚薬がたっぷり練りこまれた練り香水を、強引に柏崎さんの唇に塗った。
さあ、僕のものになってくださいね。
柏崎さん。

……沢山、オホ声をあげてよがって。
あなたは、僕のちんぽ狂いになるんですよ。