榊 真夜(さかき まよ)24歳
昼間は男、夜は女の身体を持つ特異体質の主人公。かつて特殊な娘だけを揃えた高級娼館【黒の館】に囚われていた。愛する妻莉那の突然の重病を救うべくかつての飼い主である倭和久(やまとかずひさ)の元へその身を売りに行くが…
清廉で潔癖、気丈な性格。愛する妻子にその身を捧げる。
しかしその特異な体質により行動は著しく制限されており妻の助けがない限り外界での生活は困難。美しい外見とは裏腹に常に父性のコンプレックスに揺れ、ふがいない自分を悔やむ。
父親として妻子を守りたいという願望の底、母親として堕ちてみたいというコンプレックスの裏側を倭和久に引きずり出されてしまう。