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「ふぅ……おいしかった~」
優愛は空っぽになった弁当の上に割り箸を置いた。
「デザートは何にしようっかな」
「おい、まだ食べるのかよ。いい加減太るぞ」
「いいの、いいの。ほら、わたしって太らないタイプだし?」
「いや、すでに――、イタッ!!」
割り箸を投げつけられた。額にいい感じにあたりズキズキと痛む。
「いい? わたしはぽっちゃり系ってやつなの。最近流行の、ぽちゃガールなの」
「なんだよぽちゃガールって。山ガール、森ガールにコンプレックス持ってるのバレバレだぞ」
「あっ、言ったな。もう、怒ったんだからね~」
優愛はにこにこしながらのそっと立ち上がって俺の腰へと抱きついた。
「へへへっ」
「ちょっ、何してんだよ!?」
「いやー、お腹すいちゃったからデザート食べようと思って」
優愛はズボンの上から俺のムスコをそっと撫でた。布の上からでも脂肪がのって柔らかい手先の感覚が鮮明に伝わってくる。
「あったかいね」