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-概要
日本と地続きの“異国”、オーク自治区の知られざる実態。
-本文サンプル
オーク自治区の風俗!
シリーズ第3回
庶民的、日常的売春が、そこにはあった。
目抜き通りから3本、裏に入った細い路地にその店はあった。古びた看板には「**飯店」(念のため伏字)、その名の通り、確かにそこは飯屋である。こじんまりとした大衆食堂だ。店内はすこし薄暗く、木製のテーブルと椅子が並んでいる。厨房とはカウンターでつながっているようだが、調理場の様子はうかがえない。昼飯時にはすこし遅く、客はまばらだ。
(中略)
これはこの店の特別サービス、というわけではなく、自治区の飯屋としてはごく一般的な営業形態なのだ。料理の方は取り立てて感想を述べるほどのものではないが、コトの前の腹ごしらえとしては充分だろう。実際、飯のためだけに利用する客のほうが数は多いそうだ。
運ばれてきた餃子を頬張りつつ2人の店員をしげしげと品定めする。人間の少女の方は大方、家出娘かなにかだろう。年齢が若ければ若いほどよい、という人ならまず間違いなくこちらを選ぶところだ。
しかし筆者はオークの娘に決めた。せっかく自治区に来たのだからオークとヤりたい!というのは半分ホンネ、半分照れ隠しだ。正直に言えば、注文をとりにきた際のつんとしたそっけない態度にほれてしまったのだ。はした金でこの娘を買える、その状況こそがなにより魅力的だった。そういった個人的な趣味はともかくとして、どこぞの高級店にいてもおかしくないような容姿の嬢が、場末の飯屋で買えるのが自治区の魅力といえよう。
(以下略)
-基本情報
CG5枚
テキスト4000文字程度
ファイル形式:JPEG、PDF、RTF(TXT)