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「……私ね、あんなに熱く作品の感想をもらったのって初めてなんだ。とってもうれしくなっちゃった」
彼女のやわらかい手が、さりげなく僕の手の甲に重ねられる。
「君はさ。女の子に免疫のない童貞で……」
手の甲が、するりと撫でられる。
「ネットで自撮りあげてる女の子に射精報告しちゃうような、最低の変態で……」
なめらかな手のひらの感触が肌を撫でるたび、まるで手の甲が性感帯にでもなったかのようにぞわぞわとした感覚が這い上がる。
「……私の身体と本でばっかり抜いてくれてる、最高のファンだから……」
徐々に耳元に近づく、彼女の顔と声。僕はただ自分の膝を凝視しながら、手の甲から通電し続けるじれったい感触に耐えた。
「……だからね、君ならいいかも、って思っちゃった……」
カフェで彼女に耳打ちされたときを思い出し、身体中の産毛が逆立つような気がした。
記憶よりもずっと熱い吐息が耳奥に吹き込まれ、反射的に肩を縮こませて耐えることしかできない。
「ずっと試してみたかったの……私の小説みたいに、男の子をかわいがってかわいがって……快楽でグズグズに蕩かし尽くしてあげたら、どうなっちゃうのかな、って……」
身体のどうやっても触れない芯をそっと撫で上げるかのような、彼女のとろりとした囁き声に、呼吸さえもが震えた。
どうしてあんなアカウントをやっているんですか、と、僕は聞いた。
「……ふふ……それはね……」
彼女の唇が、僕の耳に後ほんの少しで触れてしまう距離で、囁く。
「……君みたいな、純朴で、従順で、性欲に正直で、でも自分がやったことに罪悪感を覚えちゃう気の弱い男の子を、炙り出すためだよ……」
本能的に感じ取った。
この女には、すべてがバレている。
性癖も、すでに勃起した下半身の状態も、この先の展開に期待していることも。
そして僕が、絶対に逆らわないことも。
「しちゃおっか……官能小説みたいなこと……」
重ねられた彼女の手が、上からゆっくりと指を絡ませてくる。
指先の血管から、鼓動がわかるような気すらした。
僕はおずおずと彼女の手を握り返す。
「君みたいな子を……かわいがってかわいがって……家に帰っても、今日私にされたことを思い出してオナニーするようにさせて……」
彼女のもう片方の手が、肩の辺りをそっと撫でる。
「でも私じゃないと満足できなくて……すぐにまた、おねだりするようになって……ふふ……」
たおやかな腕が絡みつくように胸元に伸び、手のひらがゆっくりと這っていく。五本の指先が、触れるか触れないかの感触で円を描き始める。
「そんな状態にされたら……きっともう、一生普通のエッチできないよ……絶対性癖歪んじゃう……お姉さんにかわいがってもらわないと……射精できなくなっちゃう……それでも……」
円の半径が徐々に縮まり、乳輪をくるくると撫でる。
じくじくと疼く突起に熱が集まり、立てた爪先がピタリとあてがわれる。
「……いいよね」
爪先が、乳首の先端をカリッと引っかいた。
〜あらすじ〜
いつものようにエロ小説とエッチな裏アカお姉さんの自撮りでオナニーしていた主人公の青年。
しかしあるとき突然裏アカの彼女から「会ってみない?」と誘われ…
「されてみたい? “官能小説みたいなこと”…」
侵食する「文梓深冬」の夢物語に、男の夢が書き換えられる。
〜主なプレイ〜
・女性上位
・逆転なし
・言葉責め(罵倒なし)
・乳首責め
・手コキ
・太ももコキ
Pixivにて無料公開している作品を全面改稿し、1万字以上の書き下ろしシーンを加えました。
罵倒ではない普通の言葉でいつのまにか精神的に追い詰められていく、甘い毒のような独特の言葉責めが特徴。
原作は小説 R18男子に人気ランキング4位に入った女性上位の人気作品です。
無料公開分↓(単話として最後まで読めます)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12645660
文体、雰囲気、言葉責めの感じなど、確認にぜひお読みください。
心恋(うらごい)
-心の中で、恋しく思うこと。まだ恋を意識しはじめたころの、あまく淡い想い。
ある日深冬さんの裏アカを見ていると、妙な写真が上がっていた。
いつもの自撮りとは違うアングル。
深冬さんの部屋で調教され続けてきた僕にはわかる。
---このアングルで撮れるのは、他人だけだ。
「……君ってさあ、ほーんと」
「……私のこと、大好きなんだね」
「“お仕置き”だよ」
「好き」と「ごめんなさい」で心の中をぐちゃぐちゃにされながら、淫猥に微笑む彼女の再調教が始まる。
※ハッピーエンドです。
〜主なプレイ〜
・言葉責め
・乳首責め
・乳首イキ
・手コキ
・乳首オナ見せ手コキ
〜収録ファイル〜
・本文.pdf(挿絵なし)
・キャラクター設定イラスト.jpg
・【購入特典】キャラクターデザイン決定前画像(下着、全裸).jpg
イラスト:すいそげんし 様
Twitter → https://twitter.com/OhSrY9riIftzjmY
タイトルロゴ:桜色ピアノ 様
Twitter → https://twitter.com/sakurairopiano
セリフまとめ画像:発言まとめメーカー
https://yukihirok.github.io/hatsugen-matome-maker/
小説:小夜夏ロニ子
Twitter → https://twitter.com/sayayansayasaya
◆◆◆「いきなりエロシーン版」搭載!◆◆◆
とにかく抜きたいとき、二回目以降あのシーンで抜きたいな、というときに便利な「エロシーンだけを抜粋した版」を同梱しています。
当作品を原作とした音声作品を販売しています。
年下の男が大好きなお姉さんの“いじわる甘やかしカウントダウン”と“囁き射精命令”
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