◇ヒロイン
■仲居見習い 小川 栞(おがわしおり)
CV:涼花みなせ 様
「私に話しかける時は、仕事があるときだけで…お願い、します。」
ひと月前から遠縁の親戚が経営する旅館で中居見習いとして働く事になった少女。
幼い頃に両親が亡くなってから親戚の家をたらい回しにされ続ける中で、ある事情で聴覚が不自由になり耳が聞こえにくくなってしまう。
その為、愛情と言うものを知らないまま育つ。
会話をする事は出来るが、学校に通うことを辞めてしまった事や、人に接する事が苦手な事と自分の声も聞こえにくい為、上手く話せない事が多い。
「…どうしました? 顔、近すぎました、か?
すみません…私、耳が、あまり聞こえなくて。大きな音なら、ぼんやり、解る…くらい、なので。」
「もう少しだけ…若旦那様を感じて、特別だって勘違い、していたいんです…」