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「男女は学生の時から生殖能力テストを行い、
生物としてオス・メスどちらに相応しいか判別をする事」
長年問題視されていた男性の精子減少により、
出生率が低下していた問題を解決するべく、
人体の遺伝子変化の研究が進んだ。
そしてついに男性は妊娠を可能に、
女性にはペニスを付けることに成功し、
男女どちらでも生殖が可能になった。
これで出生率の問題は解決するかと思えたが、
実際問題、男性が妊娠することに反発する声が
多数存在し、結局男性が妊娠するケースは
非常に少なく、出生率の問題が思うように解決に
向かわなかった。
次第に、この問題から政府で論争が勃発し、
政府内で男女の対立が起きたことで、
ある一つの意見が出る。
「男と女、どちらがペニスを持つべきか、はたまた妊娠するべきなのか、勝負しようじゃないか」
この意見が出たことで政府は次の法律を定める事になる。
「オスメス判別法案」
この法律は、国民には学生のうちから生殖機能に
関するあらゆるテストを受けさせ、
そのテスト結果から将来的に子孫を残すのに
オス・メスのどちらに相応しいかを判別をする法律である。
この物語はオスメス判別法案によって
生殖機能テストを受けることになった学生たちの
ある一部始終である・・・。
◆イラスト
萌黄様
◆ページ数
140ページ
jpeg・PDF同梱