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キャラ紹介:2p
扉絵:3p
本文:30p
注意:場面によって男、女の優位性入れ替わりあり。
両親の都合から、ある日からひとつ屋根の下で暮らす事になった2人は、お互いの事についてほとんど何も知らない。
2人きりの生活3日目にして、ハルと明音は向き合い言葉を交わす。
好きな食べ物、家族との断片的な過去、自分の正直な気持ち…
互いの多くを理解したかと訊かれれば疑問は残るが、今までは言葉を交わす事すらしなかったと顧みれば、大きな歩み寄りだった。
そして夜。
昨晩の行為が原因で、ハルのベッドはマットレスごと洗われ、まだ乾燥中だった。
明音はハルを、自分の部屋に誘う。
ベッドを汚してしまったのは自分だから…といった負い目もあったのかもしれない。
「床に布団を敷く」「リビングのソファで寝る」等の選択肢が浮かばなかった訳では無い。
本来ならそれらを選択するのが当然だと理解もしている。
しかしハルは「明音が誘った」という免罪符を行使する。
枕だけを持って明音の部屋へ。
今日もきっと明音と体を重ねるだろうと思いつつ。
簡素な部屋の奥にあるベッドで、何をするでもなく明音は座っていた。
今日もきっとこの後は…そう感じながら、2人はベッドに入る。