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いつかどこかの国。
脳の一部を切除することで "模範的労働者"を作ることができるという画期的な手術法が発見される。
耳から器具を入れて脳の一部を切除するらしい。
反国家的異常性欲者の認定を受けたあなたは、この非人道的手術実験に"自発的に協力"せざるをえなくなった。
あなたは憲兵に連行され、うらびれた精神外科病棟にやってきた。
掃除が行き届いているが古めかしい。
あなたを待っていたのは、白衣から豊満な乳房をこぼれさせた女医だ。
白衣の配給が滞っているのだろうか。
まだ10代に見える若い女で腕は大丈夫か。
あなたが不安を押し殺し女医の前に腰を掛ける所からこの物語は始まる。
(計52分37秒)
「……週に何回、自慰行為をしますか?
自慰行為です。他の言い方をするならば、手淫、オナニー、マスターベーション、と様々ありますが。
それで…週に何回、するのですか?
嘘をつかれてはこの後の施術に影響がでるやもしれませんので、正確な数をお願いします」
あなたはあなた自身の恥ずかしい秘密を、この美貌の女医に伝えなければならない。
うまく伝えることが出来なければ言い直しを要求されるだろう。
もし平均を逸脱していれば彼女の記憶に残り続けるに違いない。
「さて……、それでは……、耳垢の方、取っていきます。
目はそのまま……、開いたままでも閉じたままでも、どちらでも構いません。
それと、呼吸は深く、ゆっくりを意識してください。
緊張して体が強張れば、こちらの施術にも支障がでかねないので。
それでは……、入れていきます」
ついに始まってしまった。
あなたは服を脱ぐことを要求され従うしかない。
女医は器具を挿入するためにあなたの耳を清掃し始める。
女医の豊満な胸があなたの顔を圧迫し続けている事を、幸運と捉えるか不安と捉えるかはあなた次第だ。
「ご安心を。今までに数多くの方にこの術式を施して来ました。貴方の識別番号……E-2802。
この番号が、今までに施術してきた回数となります。
なのでどうかご安心を。この私によるミスはあり得ません。
ですので貴方はそのまま。リラックスした状態…そのままの姿勢でいてください。
それでは…今から両耳に、手術器具を入れて参ります。
太さは先ほどの器具と変わりませんので……」
あなたの脳が削り取られていく。
痛みはなくただ脳をかき混ぜる音だけが耳に響いている。
イヤなモノだけが全て掻き出されていく。
あなたは苦しみから解放される。
あなたの人生は報われる。
あなたは幸せになれる。
あなたは…
「ど、どうしよう…どうしようどうしよう…!
いますぐ、おちんちんから手を離してください!
な…なんでシコシコを止めてくれないのですか?
シコシコをやめて!やめてってば!」
女医が何かを失敗したらしい。
だがあなたにとってはどうでもいい事だ。
あなたの脳は多幸感以外を感じる機能をすでに失っている。
イヤなモノを出してしまえば幸せになれるのだから…。
「それでは…こういうのは興奮しますか?
手術が無事に終わった際には…貴方のおチンポを…こうして…。
ちゅっ、ちゅっ。
べろべろべろ…んむ…れろぉ。
亀頭をこうして…ちゅっちゅっ…キスをしてザーメンを早く出してとおねだりしたり。
こうして…べろべろ…れろぉ…陰系に張り巡られている血管を…はむはむ…コリコリと…」
賢明なあなたは射精を我慢することに成功した。
女医は貴方の努力を称えている。
これからのあなたはきっとすべてがうまくいくはずだ。