作品内容
「はぁ…死にたい」
彼女に振られた…それもデカちん過ぎて貴方を受け止めきれないって理由でっ!
「はぁ、空が青い…なのに僕の心は曇天だ」
理不尽な理由に絶望し、屋上で黄昏れていると――
「あれ、オタク君じゃん?どうったの?ってか、授業サボってるなんて珍しいねぇー」
声を掛けてきたのはクラスメイトであり友達でもある柚木紫苑さん。
「どうせ彼女と何があったんしょ?何があったのか教えてよ」
僕みたいなオタクにも優しいギャル友に慰められながら、あの日のことを話し始めた。
…当然、例の理由も話すことになるんだけど
「え、それが理由?」
「そうだよ!文句あるか!?」
「文句ってっぷ――あははは、デカチンで振られるとかあはははは!!」
見事に爆笑されました。
「絶賛傷心中の友人を笑うなよっ」
「ひぃ、ひっ!ご、ごめん!こ、こんな面白いの久々でっ、あはは」
「はぁ、別に良いけど」
でも、笑い飛ばしてくれたお陰で胸の痛みも幾分か増しになった気がする。
「あーもう!ならさ、ちょっと見せてよ」
「…へ」
「だーかーら!本当にひかれるほどのデカチンかどうか、私が確かめてあげるって言ってんの」
そう言うと、柚木さんはにじり寄ってくる!
「いいからいいから!ほら、見せなって」
「うわっ!ちょっ!」
この日を境に、僕こと涼宮巧己とギャル友の柚木紫苑さんとのエッチな学園生活が始まるのだった――
▼制作
瑞希遥(X:@CgBlossom)