影に染まりゆく~アスリントの妹神官~

「妹の淫魔化を止めるには、魔王討伐しかない!?」

ここは平凡な辺境の町「アスリント」、主人公ロイドは妹のトリーナの淫魔化を取り払うため、魔王が封印された真相を探ることに。
バトルと合成システムを通じて強くなり、ダンジョンを探索する王道RPG!

だが――

「昼と夜の天秤はいかに!スタミナと魔力供給の管理!――今夜、妹を満足させるためにはどうすれば?」

妹のトリーナは日に日に蝕まれていくにつれ、「魔力供給」、即ち男の精気を求める一方だった。
義理の兄である主人公は有限の「スタミナ」で、妹の無限の欲を満足させるべきか、はたしてダンジョンを攻略して妹の淫魔化の完治を優先すべきか?
たとえどんな選択をしようと、優しいトリーナはきっと理解してくれるはずだ。
だが抑えきれない本能に突き動かされ、満たされないトリーナは見えないところで時に大胆になり、危険を犯してしまうことも。
アスリントの夜には、何が起ころうと不思議ではないのだ。

「これは......誰が残したもの?誰の記憶?」

「合成術」、これは師匠である魔女が主人公に授けた、錬金術を凌駕する高度な術。今後の探索では役に立つだろう。
合成術さえあれば、物の持ち主の曖昧な記憶を追体験することも可能であったが、普段は探し物でしか用途はなかった。
ここ最近、夜道で時折破れた服を拾い、謎の液体で濡れた数本の髪が残されたところを目にし、合成術を意図せず使用した。
すると、聞いたことのない喘ぎ声、見たことのない表情で腰を振りながら誰かに媚びる美しい女性の姿が脳裏をよぎった。

あれは一体誰の記憶なのか?毎晩、アスリントでは淫らな痕跡を目にすることになるのだろうか?

「お兄ちゃん......トリーナは頑張りました......だから、すこしだけなら......いいでしょうか......?」

闇に染まりゆき、深い欲望が交差し、大いなる旅が始まる。その裏で、少し内気な妹は見えないところで知らない彼女へと変わりゆく。時が満ちる前に、全てを食い止められるのだろうか?

旅の最後、兄妹関係を取り戻せるのか、それとも......?
2人の結末は、あなた次第。

ロイド(名前変更可)

本作の主人公、トリーナの母に養子として育てられた孤児。
義母から学んだ技術であらゆる依頼をこなし、生計を立てている。
妹のトリーナには尋常でない責任感を持つ。

トリーナ

主人公の義妹。
お兄ちゃんにべったりで、大人しく人見知りなところはあるが、難なく見習い神官の資格を手にした。
魔族の血を継承しつつ、無垢な思いを貫き、込み上げる欲情と葛藤する。
義理の兄に対して一線を超えた感情を抱いている。

エドガー
行商人、中年男性。
兄妹の成長を見届けた人物。人当たりが良く、周囲に敵を作らない。
たまに危険品を販売する。
独身。

ジョシュア
教会の孤◯院にいる◯供。思春期真っ只中で、女性にちょっかいを出してはシスターたちを大変困らせている。
童貞。

ハロド
締まりがない衛兵。自分の立場や実力を利用し、はしたない欲望を満足するために策を練る。
やたら女を取っ替える。

マティアス
あるきっかけで町に訪れ、魔族を探していた男。
煌びやかな鎧に数多くの従者、しかし聖騎士らしからぬ品行。
一説によれば貴族の長男であり、王都では良からぬ噂が広まっている。