舉報鑒賞

他の方も書いているので先に書きますが、この作品はお兄さんになった主人公が昔亡くなった時のままの少年と出会い、思いのまま過ちを…的な話です。
それを理解してみるとサムネのひまわりが、少年を囲む納棺した菊の花に見えて軽くホラー

同性だからどうこうとかの面倒な話はなく、ただお互いが好きだからってシンプルな話で進むいい作品でした。
この作品は紹介にも書いていますがヌキもストーリーも非常に優れています。
エロについては演者さんの落ち着いた声とセリフ回しがとても良くて実用性バッチリ。
少年ものに興味がない人はここから初めて見るのもいいのでは。

そしてストーリーが素晴らしい。
少年は最初に書いた通りもう亡くなっていますが決してそれを明言はしません。ただ要所要所でお花くらい持って行ってあげなとか、おそらくはその後…と思わせる周囲の反応や少年の回想が挟まります。(トラック7と8)
ここが本当に絶妙でわざとらしくなく、それでいてしんみり感情移入させる情景描写。もう彼はいないこと、そして本当に少年は主人公のとの日々を大切に思っていたんことが伝わってきます。
それまでの濃密な少年とのセックスがあるだけに寂しさが増して、もう手が届かないと理解させられる。
だからこその共犯者エンドの少年と主人公が出す答えがハッピーエンドだと思えるし、その選択を喜べると思う。

長々語りましたが落ち着いた少年と甘々エッチしたいと思う方やシナリオに没入したい方にお勧めします。
相手が少年であることに引っかかっている方は夏の魔力にやられて一歩踏み外しましょう。