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自分の好きな小倉結衣さんの個人サークルの作品とのことでしたし、また、自分は普段より小倉さんは舐め音の上手い方だと感じていたので、「お口特化」というコンセプトにも魅力を感じて購入しました。


ヒロインのユフィは見習いサキュバスということで、立派なサキュバスになるために聞き手に協力を仰ぎます。
こうした導入部の後は、ひたすらに舐め音が続く展開となり、「お口特化」のタイトルに偽りのない、非常に濃厚な作品となっています。
舐め音は口と耳へのものも含めており、全身を舐められる展開ですが、ここで小倉さんのバイノーラルの扱いの巧さが光っています。
モノラル録音のPCゲームへのご出演の多い方ですが、バイノーラルの扱いに関しては、普段よりバイノーラル録音に慣れた同人声優さんの中でもトップクラスに感じられました。
そのため、同じ舐め音でも各部位の違いが伝わってきやすく、また、ねっとりとした比較的穏やかなものから、とてつもなく激しいものまで緩急自在で、長尺の舐め音を全く飽きを感じずに聞ける作品となっています。



作品のコンセプト上、舐め音ばかりに注目してしまいがちですが、小倉さんのお声の良さと演じ分けがしっかりと感じられる点も良いです。
サキュバスのため、変態していくという設定があり、その度に違った口調と声のトーンを楽しむことができます。
基本の状態では朴訥とした口調のユフィですが、トラック4では逆に饒舌な跳ねっ返り娘と言った印象の子へと変態します。
トラック5ではいきなり大人っぽく艶の感じられるお姉さんへと変わり、トラック6ではあどけないながら、やや尊大なところを感じさせます。
これら全てを違和感なく演じ分けていらっしゃいますし、舐め音にも違いが感じられる点もさすが。


小倉さんの巧みな舐め音が存分に楽しめるだけでなく、多彩な演じ分けも楽しめ、個人サークルの処女作だけあって、小倉さんの名刺代わりとなる良作でした。