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「魔女の護送人」 へのレビュー

訳アリ男と訳アリ少女のバディもの

2024年08月21日   名無しツクラー さん

このレビューは参考になった x 1人

ロリとストーリーに定評のふくろうさぎさんが初のRPGって事で購入。
教会に魔女と認定された少女と少女を処刑場に護送する事になった男が道中で魔獣と撃退しつつもお互いの過去と秘密を知り、やがて愛が芽生えると共に…というバディものの王道で、
ストーリーも険悪な関係から徐々にイチャイチャする流れも丁寧。
ただし、エッチ絵のクオリティは良いのだが後半は拘束がほぼなくなるなど、サムネを見て束縛系を期待すると肩透かし喰らうので注意

一方のゲーム部分はエンカウントOFFとチート技などのスキップがあるのでエッチ絵とストーリーだけ楽しみたい方やゲームが面倒な方には易しい反面、
戦闘は終始プレーヤー側は一人なのに対して敵が複数かつ状態異常(しかも開幕先手で行動不能技使う敵もおり、スリップダメージでそのままハメ殺される場合も)やら属性やらバフデバフなどの要素が煩雑していた印象。
※それらの要素がストーリー・世界観と密接に絡んでいれば没入感になりえる場合もあるが、本作はそういう訳でもなく…
道中のマップもラストダンジョンを除いて適当なレイアウトの迷路をぐるぐるするだけで、ザコ敵からレアアイテムが出るなどのワクワク要素も軽いシーケンスブレイクを楽しむ要素もなく、アイテム合成で作れるのも回復アイテムとスキル解禁アイテムのみと、面倒な作業感だけしかなかったのはRPGとしてみた場合やはり宜しくない。
ボス戦は行動がほぼパターンで決まっているので何度か死ねば対策が組める分、歯ごたえはそれなりかつ戦闘画面のUIは良かっただけに
ゲームデザイン・レベルデザイン面での作りの甘さ・経験不足が目立ったのは残念。

総評するなら
ゲーム性を入れようとして全体がとっ散らかってしまった印象を受ける。
次回以降もゲーム性を入れるならばゲームとストーリーの関連付けと要素の取捨が課題かと

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