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「ゆりねとセクハラ教授のエロトラップ部屋」 へのレビュー

元ネタとのギャップが魅力

2023年08月31日   keito さん

このレビューは参考になった x 3人

レビュアーが選んだジャンル :

某邪神作品の二次創作作品。

今作の主人公は元ネタにおいては作中最強に近いキャラクターであり、今作のような下衆な男にセクハラをされようものなら問答無用でぶっとばして星にしてしまうような性格である。

それが今作ではとある事情によって力を発揮できない状況に追いやられ、ソフトなセクハラから始まり、最終的には無理矢理ヤラれてしまう。そういった元ネタとのギャップがこの作品の一番のウリであると言える。

しかしこの作品が他の二次創作と一線を画すのは、その元ネタへの理解度の高さである。
まずイラストをかなり寄せており普通の表情は当然として、ギャグ顔、デフォルメ顔なども元ネタ通りの絵柄に仕上げている。
またキャラの口調や性格、やりとりなども元ネタの理解度が高く、元ネタを知っている側からすると、確かにこういう事言いそうだと思わされることうけあいである。
そして最も原作愛を感じた部分は、OPとEDのちょっとした掛け合いに元ネタの主人公である邪○ちゃんさんとミ○スが顔グラ付きで登場することだ。しかもご丁寧に表情豊かな差分付きである。

正直なところ、製作者目線に立って考えればこのボリュームの短編ゲームならばそこはただ文章だけで喋らせる選択肢も取れた筈である。
それなのに差分付きで原作さながらのやりとりをさせるところに製作者の原作愛を感じ取ることができ、その原作理解度の高いOPのやりとりなどがあるからこそ、原作では起こりえないようなシチュに対してもどこか説得力が生まれて没入感を高めているように感じた。

総評としては原作好きでサンプル画像のようなシチュが好みならばおススメができる作品である。

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