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本作は、ヒロインが「xxしないと出られない部屋」的な企画のアルバイトに募集するところから始まります。その後、その部屋のなかで(主に性的な)さまざまなハプニングに遭遇する、という流れで物語が進みます。

まあそういう背景なので、ヒロインが寝てる間に性的なイタズラをされちゃうとか、当然そういうシーンも結構なページ数で描かれてはいるのですが、
私が非常に感心したのは、物語の冒頭の導入部分とか、「なぜ今こういう状況になっているのか」「逃げないとマズい、と思いつつも、逃げられない状況」とかの描写に相当なページ数を割いていたりする点です。
情景描写が非常に丁寧で、物語としても大変に読みやすい構成となっております。

前編だけでも全81ページという大ボリュームで、読み応えはかなりあります。
前編では「性的なイタズラ」から始まり、ようやく本番行為が本格化し始めるあたりまで進むので、もちろん前編だけでも楽しめるのですが、これ読んだら、きっと後編も読みたくなること請け合いです。