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「ウワキヲシタワタシ」 へのレビュー
2021年05月08日 さひろ さん
このレビューは参考になった x 1人
ヒロインのモノローグによる状況・心情の描写に重きが置かれているという、音声作品としては珍しいタイプの作品になっています。そのモノローグパートがとても有効に機能しており、感情を上手く揺さぶられました。 前半ではヒロインが夫以外と関係を持つこととなった経緯と、その様子が描写されます。陥れられた相手への憎悪と、行為への嫌悪、それにもかかわらず感じさせられてしまった事への罪悪感。それらの感情の間で揺らぐヒロインの姿が描かれます。 後半で展開される聴き手とヒロインのエッチシーンでは、その後ろめたさが薄暗い性欲を上手に煽ってくれました。この辺りはNTRれものの「おいしい」ところですが、丁寧な描写がそれを盛り上げてくれます。 ラストは綺麗に収まるかと思いきや、最後の最後で一刺し。これはもう、どんな顔をすればいいのかと。実によい仕事だったかと。 全体として、音声作品では珍しい「重さ」を志向した作品だと思いますが、その成果は充分だったのではないでしょうか。満足のいく一作でした。
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