レビューを報告する

秋野かえでさんが、お嫁さんの来春を魅力的に演じられた、
「童貞君に花嫁を」シリーズ3部作の、ラストの3作目です。


「来春とえちえちなまいんち」とあるように、日常や生活感に、ちょいエロ癒し、それに加えて、甘エロといった感じの構成でした。


テグラユウキ作品の1作品としたら、概ね満足度の高い作品という評価なのですが、元々3部作と銘打って作られたシリーズのラストとしては、若干、構成に甘さが感じられたという評価になるでしょうか。

「無題」さんのレビューにも書かれているように、大事なパートなはずの、トラック4の尺の短さと、
「童貞君に花嫁を」シリーズ3部作の、最後のトラックとなる筈の、トラック7の唐突さと味気のなさは、残念すぎました。

いや……おい……もう……、とても高いクオリティの作品を数多世に出しておられるテグラユウキさんなら、幾らでも引き出しがあって、幾らでもシリーズ最後を飾るような見事な演出が出来たはずなのに、何故こうなったと素直に思いました。


この何とも言えない尻切れとんぼ感をどうこうという訳ではありませんが、魅力的なシリーズだったので、もう1作でも2作でも、「童貞君に花嫁を」シリーズを続けて欲しいですね。
同じサークル内の別シリーズを引き合いに出すのは、自分でもどうかとは思いますが、「白鍵との性活」のような、季節感を感じさせるような造りで、生活感を出した日常風景に、甘イチャエロ。といった感じの作品を希望です。