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ゴールデン・ハインドと言えば何を置いてもヌメヌメの触手!
本作では触手が様々なところを這いまわるぬるぬる・ズルズル音が、触手についている吸盤一つ一つの存在までをしっかりと感じられるような音になっており、まさしく『ゴールデン・ハインドの触手』音としてのこだわりを感じました。

個人的に一番ぶっ刺さったシーンはトラック3の触手によるお耳いじり。
音声という作品の形でしか表現できない一番の見せ場とも言えると思いますが、耳の穴いっぱいに触手が詰まっているという「閉塞感」と耳穴の壁を触手が這いまわり続ける「動き」とを同時に楽しむことができます。
更に逆の耳からはハインドのゆったり、ねっとりとした甘い囁きが響いてくることによるゾクゾク感は、他のASMR作品でもなかなか味わうことはできないと思います。

触手の音にはちょっとだけうるさい私もニッコリの、心地いい音で触手たちの密度をたっぷりと感じながら包まれることができる本作。
原作ゲームのアズールレーンを知らなかったり、ハインドを演じる陽向葵ゅかさんは初めまして…そんなASMRリスナーの方にも聴いてみて欲しい作品です。


そして本作は全年齢向け「癒やし」作品。
たくさんの触手に身を任せて全身くまなくまさぐられてしまうぬるぬる音と、ハインドと二人きりの空間で耳元に響くねっとりとした囁き声は確かに癒やし効果抜群…ではあるのですが…!
ひょっとすると癒やし効果以上に、ハインドによる大きなオトモダチ向けな言葉選びと刺激的な演出も本作の大きな特徴と言えるでしょう。

特にトラック4のまっさぁじではハインドのテンションも上がってしまい、触手だけでなくハインド本体との距離もますます近づいてあんなことやこんなことで心身ともにほぐされてしまいます。
興奮が高まったハインドの声色や息遣いもまた格別…!
聴き手の想像力次第では様々な楽しみ方ができる作品になっていると思います!!