ホトギリスさんのレビュー一覧

元ネタのアニメは見ていなかったが、それでも楽しめた。
基本的に 3D モデルを動かしているものだが、顔なんかは 2D アニメっぽく、かわいく見せている。こっちを見て話しているような構図が多いあたりは、元アニメのファンの方には、感涙ものかもしれない。
選択肢が出てくるアドベンチャーゲームの形式。ちょっと出しづらいシーンもあり、遊べる要素もある。
同ソ動画に殿堂入りという制度がもしあれば、これを推したい。

2D 画像をもとに、動画っぽく加工したもの。おおむね、滑らかで、よく動いていると思う。
シーン数が多く、台詞もたくさん用意されている。選択肢等は出てこず、一本ルートなので、ゲームっぽい遊びを期待していたら、ちょっとがっかりするかもしれない。
キャンペーンで 90 % OFF という、脅威の価格で購入した。またあるかもしれないので、ここのサークルをチェックしておくことをお薦めする。

音声ファイルは8つあって、自己紹介、実演、真っ最中時の音におおよそ分けられる。ボイスドラマみたいな、演技であることを前提とするものはない。
タイトル中、「実演解説」とあるように、よくしゃべる。構成的に、過激さをあおるような内容になっているが、本人は「よろしくお願いします」という言葉を忘れない、いたってまっとうなネット声優であることにも注意したい。

ファイル数は、全部で14。大分すると、インタビュー、いろんなパターン下での演技、ボイスドラマ、実演からなる。
ボイスドラマは、誘惑する女の子といった感じだった。聴いている人との関係は、対等である。「実演効果音ボイスドラマ」と銘づけられているように、臨場感のある効果音がつけられている。
実演については、とてもよくしゃべる。解説とか、実況という言葉が合っているように思う。照れ隠しもあるのかもしれない。聴かれているということを意識しており、語りかけることも多く、「みりと一緒に、オナニーをしよーー♪」というタイトルにたがわぬものである。

自己紹介とか、状況説明とかはなく、即そういう声が始まる。2本セットになっているが、どっちもそうなっていた。
そのため、「美少女コスプレイヤー」とか「元メイド喫茶店員」だとかはわからない。そういう人が、現在そういう行為をしているのだと、想像するとよい。わりとかわいい、女の子らしい声だとは思うので、想像はできそうに思う。

わりと広く音を拾ってくるタイプのマイクを、使っているような感じがする。あるいはマイクとの距離が、離れているのかもしれない。
このため、ボイスドラマのわりには、録音の音質はよくない。だが、音から、位置関係が推し量られ、空間感がある。声の位置が変化していることから、体を動かす行為をしていることが推測される。また、足が床を擦るような音がしている。おそらく膝で立っている格好で、姿勢を変えたのであろう。シャッというのは、カーテンを閉めた音であろうか。冒頭にいれてくるのは、うまいと思う。
このように、音から、動きが見える。まさに、体あたりな演技である。よそのボイスドラマでも、効果音がはいっているものはよくあるが、声とおなじくらいクリアだったり、音量がおなじだったりで、いかにもあとではめたような仕上がりになってしまうものが多い。今作品は、もしかしたら編集の妙技なのかもしれないが、仮にそうだとしても、ここまで表現できているのだから、嘘だ演技だといった謗りはしない。
また、フリートークで、これからの自らの行為をまえに恥じらっていた。それはあたりまえの反応であろうが、それゆえ、実際こういう人がいそうだと納得させるものになっている。過剰なキャラづけはなく、素直な自然体であることに好感がもてた。もう少し、話を聞いてみたいとさえ思わせた。現在いる部屋の状況とか、飾ってあるもの等の説明があれば、その人の人柄が、もっと深く理解されたであろう。

コンフィグには「寝取られシーンを見る」「断面図を見る」「神秘アニメを見る」「シーン中のパラメータ変化を見る」という、ON/OFF設定がついている。特に、寝取られシーンを飛ばせるところは、かなりの親切設計である。
ゲームはかなり難しい。意中の女の子を攻略するだけならなんとかなるだろうが、コンプとなると、何度も失敗して、対策を考える必要がありそう。

いわゆるかわいい声とか、アニメ声とかではなく、あれが地声なのだろう。声をつくってはいないという意味では素の状態だが、ちゃんと音声をいれよう、声が途切れないようにしようとしている点では、演じているということができる。
そういう意味で、人に聴かせるということに注意の払われた、とてもよい作品であった。

人妻ものには一日の長があるTinkerbellの、母娘×2もの。親子丼だけでなく、親親同時もある。
人妻ヒロインの二人は、見た目どおりの性格で、エッチシーンも期待通りの展開になる。主人公は草食系のオタクという設定で、特に凪紗さんルートで、そのことを責めるというかいじるというかしてくる。

表紙はくく維きゃんだが、この表紙のわりには、R言、うさぎなごむ、からすま弐式、新道一、楠木りんといった、あんまりロリっぽくない絵柄の漫画も多かった。
この号で最後となっているが、掲載されている漫画は、どれも単発ものなので、むりやり終わらせているとかいうことはないので安心。