ホトギリスs recensionslista

同人誌や商業誌、自身の HP からもってきて、一冊にまとめたもの。笑えるもの、インパクトのあるものが集められている。
風上旬といえば、ゲーム原画家をまず思い浮かべるが、いろんなところからお声がかかるほど多才な人だったんだなとつくづく思う。

ゲーム雑誌の読者投稿コーナーで、宛先案内をするのがそもそもの目的だった漫画で、連載時期もかなりまえなのだが、別段当時の流行を踏まえているものでもないので、古くさいのではという懸念は不要である(当時のゲーム機については、知っていると得かもしれない)。
一ことでいえば暴走という言葉がぴったりくる内容で、「一点の曇りもない笑顔」という言葉がぴったりあてはまるハガキ子の天真爛漫っぷりを、なにも考えず受けいれよう。小学、中学のころ、なにをするのが楽しかっただろうか。
サンプルだと、小さくて絵とか字がよく読めないが、製品は pdf なので、拡大できてちゃんと読める(150 〜 200 % くらいがいいかもしれない)。

製品内の言葉から、自宅で録音をしているそうだが、いい機材をそろているのか録音状態はかなりよい。最初のフリートークからは、かわいい女の子を演じるようなぶりっ子なのかと不安になったが、「2.オナニーしてください.mp3」では激しく悶えてくれる。体験版はいい意味で裏切ってくれる。

短編集。女の人にあんなことやこんなことをされたい、あのおねえさんが誘惑してきたらどうしよう、という妄想はだれでも思い抱くだろうが、そういう受け身ものの話がそろっている。一般誌という分類だが、ちゃんとそういうシーンにも(にこそ?)ページが割かれている。学園ものはなく、もうちょっと年上の読者を想定している。
ちゃんと、女の人がすらっと長身であろうことがわかる絵なのはよい。ぴちっとした服を着たがって、なおさらよい。

overflow が力をいれている、アニメもののエロゲ。アニメ化もされたので、主人公の情けなさ加減や、ショッキングな展開は人口に膾炙するところであるが、実際にプレイしてみれば、そういうところも含めて、引き込まれる作品だった。
ループアニメがやはり多いが、それに加えて視点の切り替えをこまめにしており、アニメらしくだれがだれと話しているのかがわかりやすくなっている。ここのところは、立ち絵を出すだけの ADV ゲームとは一線を画している。

かなりのヴェテランである八宝備仁の原画で、いまでもなかなかいやらしい。古いゲームであるため、音声の音質が悪かったり、塗りかたも時の流れを感じたりもするが、肉の伸びているような感じや躍動感はいまでも伝わってきて、ひけをとらない。

学園ものだが、意外にも先生とのストーリーが一番長く、エッチシーンも多かった(次が華純)。選択肢が少ないが、見たいシーンが迷わず見られて、かえってよかったかもしれない。
肌の塗りかたがなかなかいやらしく、曲線の隆起がよく伝わってくる。

このシリーズは、オナニーだけではなく、フリートークとか、台本ありのオナてつものなんかがついていたのだが、今回はばっさりオナニーだけである。シリーズの眼目といえばここなので、正直でいい。
紹介文中の、「過去作より」もってきたというある声優さんのおまけトラックは、なるほど好評を得るであろう内容だった。貴女はそうやって、滑り気を補充なさるのか。

このシリーズは、「オナニーしてください」が眼目であるのだが、それに加えても、「オナサポ」が予想外のできだった。あいまあいまに、平時の口調で話しかけてくれて、なんか一緒にそういう遊びをしてくれているような感じがした。まさに、「素顔の」というタイトルに恥じない内容である。

「パコパコッ」よりはまえの作品。「パコパコッ」を読むと成長っぷりがうかがえて、興味のあるかたはこっちもいいかも。
それはそうと今作だが、家庭教師もの、妹もの、マネージャーものとバラエティに富んでいるが、おっぱいが大きいのはむかしからだった。あいだに、必殺なんとか人みたいな、ちょっと悪乗りした陵辱というかお仕置きものがあって、悪人になりきれない筆者の人となりがうかがえる。