熊くじらさんのレビュー一覧
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吸血鬼を狩るもの、怪物を屠る怪物の物語、シナリオ第二弾。
ゲームブックとしては、個人的に未プレイの長靴をはいたデコを含めて三番目です。
その分システムは少し改良。ステータスシートや消費アイテム表、メモ帳がゲーム内に組み込まれています。
なお、使用する必要性はありませんので、自前で用意したい方は紙とペンをお手に。
そしてまた、ゲーム内で行われるのはダイスを振る所までですのでそれに従うかはプレイヤー次第。
買ったか負けたかアイテムを使ったかどうか、どこから読み進めるのかさえ自由です。
やっぱり、ランダムにパラグラフ移動などすればわけのわからないことになりますが。
もちろん、今回も14は健在。何度も何度も(14)へが立ち塞がることもあるでしょう。
物語としては前作の直後、あの後日本に渡ってからすぐよりの開始。
前作で生き残った登場人物は全員登場に加え、一名がまさかの復活。新キャラも多数で誰も魅力的。
雰囲気として、古城が舞台であった前作と比べればかなり現代的。
前作ではシナリオ全体に存在した狂気も今回は薄いですが、それは前作が狂気過ぎたせいか。
吸血鬼ハンターという題材が好きな方、ゲームブックに興味のある方には文句無くおすすめ。
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2012年06月28日
お馴染みの面子にゲストキャラを加えて操作する、ライト・ミステリー第五弾。
ホラーちっくな噂のある場所とその噂の解明というのも、ミステリーとしては王道。
殺人事件の操作と合わせて、頭を働かせていきましょう。
今回もそこまで難しい謎解きではありませんが、今までに比べると少し難易度が上がった印象。
シリーズですが単独でも成立していますので、ミステリーに興味があるなら軽い気持ちでどうでしょう。
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2012年06月28日
三作目まではフリーウェアで公開中のシリーズ第四弾。
絵などの雰囲気を大きく変えつつも、中身としてはそんなに変わらずリスタートです。
物語は轢き逃げと高校での殺人事件、二つの事件の捜査となります。
謎解きとしての難易度は高くはありませんが、考えて答えがわかった時の達成感はやはり良いものです。
キャラクターも可愛らしく、気軽な気持ちで読んでみてもいいかと。
前作である隷妃双奏と時系列的な重なりがありつつ、異なる視点の物語。
濃厚なエロと奥行のある舞台にそれを表現する描写。魅力的なキャラによる日常の掛け合いと戦い。
それらの要素が違和感なく混じり合い、生み出される世界観は見事の一言。
ファンタジーとしての世界観はこの作品で一気に広がり、完成度を上げたようにも。
そして戦闘シーンやその前段階の表現力は画面演出、文章力、音楽共にとても高レベル。
シリーズファンとしては、鏡の騎士の体術の由来やそれぞれの出会いなど、見逃せない部分も多々あり。
前作では予想もしなかった活躍を見せるキャラや、より人間味を増した鬼畜もいたり。
単体の作品としてもシリーズとしても面白い、上質なファンタジー、気になったなら是非に。
既に過ぎ去ってしまった出来事と、その精算のお話。
シリーズ中では最もエロが「濃い」のではないか……という程の陵辱続きです。
耐性が無いと読み飛ばしたくなるほどの陵辱調教には辟易しかかるも、
そこを飛ばしてしまったらラストの盛り上がりは無いだろうという作りも見事。
登場キャラもそれぞれ魅力があり、下衆にはそうであるが故の理念や生き方があるのも好印象。
クライマックスとなる戦闘描写は独特の体術、魔法が実によく伝わってくる。
端々から伝わる世界観の完成度も素晴らしいファンタジー。
シリーズに興味を持った方も単体でやってみたいという方も、どちらも満足できるのではないかと。
サークルお姫様倶楽部のキャラから派生して出来た物語。
世界観の良く作られた上質なファンタジー、日常の掛け合いと戦闘、どちらも面白い。
主人公の過去の後悔や、破天荒な姫様のキャラクター、その他登場人物の描写が丁寧で魅力的。
特に剣舞の描写は見事。思わず叫んでしまうほどの盛り上がりを得ました。
ライトファンタジーが好きなら間違いなくおすすめの作品です。
あと、画像を見ればおわかりの通り…エロも濃厚です。陵辱等苦手な人はダメかもしれない程に。
用語や設定を見れば、エリュズニールシリーズとの繋がりもあり、主人公はその後も時々登場。
まあ何より言うべきことは—おっぱいばんざい。
外伝的作品を含めれば既に九作を数える「エリュズニールシリーズ」第一作。
守ることを誓った騎士とお姫様、ちょっと変わったエルフ……?達の生活の始まり。
陵辱純愛両者ともに濃厚なHシーンも大きな売りですが、私としてはやはり戦闘シーン。
鏡の騎士と称された主人公、その異名通りの独特な体術の描写は秀逸。
画面効果と相まって、戦闘の臨場感はこちらの気分をどんどん盛り上げてくれます。
なんとなく気になった方は、ここより物語に入ってきっと損はないはずです。
2012年06月27日
不思議で圧倒的な能力をもった少女と、少女に憑いたモノのお話。
序盤、体験版部分で不思議日常コメディかと思わせておいていきなり急転直下です。
よもや主人公がそっちだったとは…
内容はまさに伝奇。人死に有り。ほのぼのコメディ系を求めた方は回れ右となりますか。
物語の中で明かされないものは多く、未消化と言える部分もあります。
が、ラストで語られたようにこれが「最初の物語」であるならば、これで良いのだと思います。
伝奇好き、世界観を想像して楽しむタイプの仲間ならおすすめを。
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2012年06月27日
海の色のない街で、海の色を取り戻すため人の悲しみを無くしていこうとする少年少女のお話。
基本的にやる気なのはヒロイン一人で後はそれぞれ目的があったり巻き込まれたりなどですが。
前半はまとまって街で活動を、中盤以降、ルートに入ってからはヒロインの悲しみを拭うために奔走。
それぞれの抱える事情は重く、どうしようもなさそうに思えもしますが、
それをどうにかするために動く仲間たち、という構図はやはり良いものだと思えます。
海の色は何故ないのか、忘れているのは何か。
少しやさしい気持ちになれるお話です。
2012年06月27日
誰かの為にと願う子と、その子の為に頑張る子達のお話。
わかりやすいファンタジー世界観と柔らかい絵柄は好印象。
女の子はぷにぷに可愛く、物語もわかりやすくて読みやすいです。
文庫本一冊と同等の時間で読み終えられる長さ、軽い気持ちで読むのもいいかと。