熊くじらさんのレビュー一覧
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2010年03月11日
主人公とメインヒロインは職業軍人という変則的な設定の学園物、最近はこういうの増えましたよね。
シナリオは、各ヒロインがメインの話が順番に起こり、最終話でそれぞれの物語に分岐するほぼ一本道。
運動会とか、文化祭の演劇とか、学園物の定番イベントはきちんと盛り込まれています。…あ、テストは無かったか。
設定が設定なので、軍部の動きのシーンはちょこちょこ出てきますし、最終話は戦争一歩手前までいきますが、
実際に戦闘状態になったり、人が死ぬような血生臭いシーンはありませんので、苦手な人も安心です。
いや、一対一の戦いとか、文章での流血描写などはありますけどね。しかし、私的にはそこはシナリオ一番の盛り上がり。
あと、物語としての主役は多分ヒロインのイリヤの方で、主人公は基本的に空気です。
あまりヘタレではないので苛立ったりはしませんが、シナリオ的に目立たず空気、そして特別優れた技能もない彼がもてるのが微妙に疑問。
いえ、物語の始まりより過去の接点で好意を持ってくれたヒロインは除きますけどね。
と、そんな感じで、普通に学園物が好きな人なら多分問題なくおすすめ。ちょっと変わったのが好きな人には文句なしで、です。
2010年03月09日
文章はさくさく読めるし、全体のシナリオも短い、少しの時間で楽しめる作品です。
短いながらも和風伝奇として良くできていて、ゆったりと世界観に入っていけました。
ENDコンプも難しくはありません。…一度、どの選択肢がキーなのかわからなくなったら苦労するかもしれませんが。
私は、一度たどりついた展開に二週目以降なかなか入れず少し苦労しました。
あと、ミニゲームのヒット&ブローですが、私はなんとか正攻法でおまけを全て見られました。
でも、苦手な人は一つずつ数字を総当たりしていくごり押し作戦でも何とかなると思います。
慣れてくれば、時間短縮の方法とかもわかるでしょうし、意外と総当たりだけで一瞬で終わる時もあります。
ミニゲームもすぐ終わるので、最近時間が無いという人にもおすすめ。
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2010年03月04日
紹介文にもある通り、徳川家周辺を描いたゆるゆる歴史漫画。
一々ネタ解説をするのは無粋ですが、同じ戦国好きとして、
そうなのかと思わされることや、ですよね〜と頷かされることが多く、色々と楽しめました。
いや、私は相良、島津、龍造寺とかの西側や、最北の蠣崎とかが大好きな変わり種で、
徳川含めた関東はあまり詳しくないんですけどね。まあ、ある程度の知識はあるつもりです。
まあ、私の話は置いておいて、とりあえず、忠勝が可愛かったです。そう、あの猛将はすっごく部下思いなんですよね。
戦国好きの同好の士であれば、一読をお勧めします。
あ、でも武将のキャラが自分の中で固まってしまっている人はやめた方がいいのかも、ですね。
…あと個人的には徳川といえば、織田信長との固い友情を思い起こします。
シナリオは短めながら、完成度の高いファンタジー作品。
作品表示を見ればわかる通り、絵がとても綺麗。特に立ち絵が美しい。口のアニメーションはかなり自然。
背景の木漏れ日などのアニメーションも自然で、私はそれと意識してみないと気付かないほどでした。
物語自体はかなり重く、色々と悲しい背景設定がありますが、基本的にはほのぼのとした日常を中心に進みます。
私は、ラストの怒涛のシリアスが好きですけどね。
短い話なのでキャラは少なめですが、それぞれに魅力的です。特にメルティの可愛さは個人的にツボ。
正統派ファンタジーが好きなら人なら、特にエルフ好きなら全力でおすすめ。
2010年03月04日
ファンディスク。当たり前ながら、本編のプレイは前提です。
購入は本編をコンプリートしてから、我慢できない人は本編と同時にしましょう。
内容は作品紹介に書かれている通りなのですが…なんというかもう、カオスです。ひたすらに。
アフターストーリーの選択肢で、正規で無い方を選べば怒涛のカオスエンド突入。
エキストラではついにあの帽子が単独行動…馬や眼鏡や警棒、マスクまで一緒になっている始末。
本編を楽しんだ人は前提として、過剰なまでのネタの嵐についていける人におすすめ。
…つか、そうじゃなかったら無理です。カオス過ぎる! 褒め言葉だけど!
終始暴走気味なノリで進む変則的な学園物。いや、むしろ学園ヒーロー物。
合わない人はとことん合わないでしょうが、私は大好きでした。
まず、巨大学園と委員会システムという設定の時点で、設定大好きな私の中でドツボ。
名前しか出てこないような委員会のことを想像するだけで時間が潰せました。…いや、多分特殊例ですけどね。
シナリオ構成は少々甘く、微妙な整合性が気になる人はダメかもしれませんが、
勢いで色々吹き飛ばしてくれるのが好きな人は問題なし。ひねくれてない少年漫画が好きな人には全力推奨。
あと、個人的には主人公含めた男どもが大好きです。もう、こいつらの友情話のみのシナリオがあっても良かったと思うほどに。
特に主人公。不器用でヒネてて内向的で時々ネガティブで、でも優しくて強くて誰かのために立ち上がれる。
そんな、自分はここまで出来ないけど、出来るようになりたいと思わせるような、等身大の男の子でした。
…実際の戦闘力が一般人レベルなところも含めて。
ヒロインもみんな魅力的。ほぼ一瞬しか出てこないサブキャラも、立ち位置に合わせて良く立っています。
あ、どのシナリオも途中にしばらくヒロインと二人きり(一部ちょっと違うけど)でだだ甘にいちゃいちゃするところがあります。
と、色々と作りの甘いゲームであったりもするのですが、普通の学園物に少々飽きた人、細かい事無視で熱い物語が好きな人におすすめ。
…あ、でも、麟瞳さんの攻略は最後にしておくのが無難です。
言い方は悪いですが、他のシナリオは彼女のルートへの前振り的な部分がありますので。
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2010年03月04日
本編よりかなり前と思われる物語と、本編の少し後と思われる物語のを収録した外伝。合間のintermissionは小ネタです。
短いながら濃厚な内容で、本編特命教師瞳が楽しめた人なら間違いなく楽しめる内容となっていると思います。
…あ、一本道の短編ですのでBADENDはありません。念のため。
また、mission1は白亜氏が、mission2は本編通り黒木氏が原画を担当されているので絵柄が違います。その辺が気になる方はご注意を。
可愛いよ、可愛いよレイミア…。本当に可愛いよ…ラミア万歳…。
と、気持ち悪い妄言を垂れ流さざるをえない作品。そうだ、私はこれを待っていた!
魔物娘、そう、単に獣の耳が生えているだけの少女ではなく、設定だけ人外の見た目人間でもなく。
それは、どこからどう見ても人間ではないとわかる外見を持ち、人間とは異なる生態を持った少女。
いつか、そんな女の子達がヒロインのゲームが出ると思っていました。その夢が、ようやく叶ったのですね。
種族の違いでの悩みとか、人間同士ではどうやってもできないプレイとか、魔物娘スキー垂涎の内容でした!
発売から三カ月、もし未だやっていない魔物娘スキーの仲間がいるなら、すぐにやってみてください。
また、魔物娘というジャンルを全く知らないけれど、でも興味を持てそうかもと思っている方、ぜひ試してみてください。
…シリーズものみたいだし、これからアラクネとかミノタウロスとかハーピーとかゾンビとかでるのかな、楽しみすぎる。
あ、次回作はアルラウネで決定みたいですよ!
他のレビュアーの方も書いていらっしゃるように、あまり時代物っぽくない時代物。ゴスロリとか平気で言います。
時代がかった言い回しというものはほとんどないので、時代小説は苦手、という方でもすらすら読めると思います。
…逆に、本格的な時代小説を愛読している人は、世界観と言葉に違和感を感じてしまいそうですが。
わずか三日の物語であるにもかかわらず、シナリオは濃厚で、十分な長さを持っています。
登場キャラクターも多く、それぞれに魅力的。
立ち位置的に正統派なキャラである主役三人の魅力は当然として、良い意味で空気クラッシャーな龍巻が個人的には一番。
時代小説の文体とかは苦手だけど時代物は好きだという人、単純に良質なADVを求めている人におすすめ。
…ただ、それなりに人は死にます。だから、人が死ぬ物語や流血表現がダメな人はやめておいたほうがいいかと。
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2010年02月18日
魔法少女アイの物語の起点となる、1より十年前の事件を中心とした物語。短編です。
1、2、ともにこの事件がそもそもの物語の発端であり、微妙に語られていなかった伏線も回収されます。
ラストシーンは、そのまま1へと直結するので、いっそこのExtraStoryから始めてしまうのもありでしょう。
…ですが、他のレビュアーさんも言ってらっしゃるように、原画家が白亜右月氏なので、絵に違和感を感じる人は多いかもしれません。
あと、多分メグ姉様の変身シーンを収録してくれているのはこれだけです。見たい方は購入必須。
それにしても、秋俊は幼少期から格好いいやつだ…。
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