羊歯胞子さんのレビュー一覧
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ほんわかした魔女さんと夜の海を散歩します。海は荒れ模様で波の音が結構激しかったりもしますが、不思議と趣があるというか。歩くに連れて変わっていく環境音が楽しめます。
散歩の後は弾き語りと耳かき。「歌」というのはこういった作品では蛇足になりがちですが、なかなかどうしていい雰囲気で聴かせてくれます。個人的にはここを推したいですね。
耳かきも、前作より長い時間を取ってあり、ゆっくりできて良かったです。
全体にクオリティは高く、前作が気に入った人はもちろん、今作からでもおすすめできるかと思います。
「癒しお届け便」と称する魔女さんが訪れるところから始まって、お茶を淹れながらのおしゃべり、マッサージ、耳かきをしてくれます。
おしゃべりの時間が長く、耳かきなどのボリュームは割とあっさりめ。音フェチものというよりは「一緒の時間を過ごす」ことで癒される感じです(もちろんそれは効果音も一定のレベルに達しているからこそですが)。
そして魔女さんのおしゃべりがすごくいいです。声も言葉遣いも。ちょっとネガティブというか切なげなことを言うこともあるんですが、そういった部分も含めて癒しに繋がっているし、とても魅力的です。あくまで「癒しお届け」で恋愛っぽくならないのも個人的には好感度高いです。
良質な癒し音声をお探しの方はぜひ。
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セルフ無し、動作指示無し。
相変わらず導入が凝っています。「いかにも」な誘導(決してそういった誘導が悪い訳ではありませんが)を排し、物語を聞いているうちに自然と落とされる、という感じです。テクニカルというか、催眠の技法について常にチャレンジをしていて、更にそれが作品として成立している辺りに作者さんの力量を感じます。
エロパートはひたすら寸止め。限界まで、というか限界を超える寸止めに挑戦するという内容です。
絶頂寸前で固定されるという感覚は個人的には非常に新鮮というか、今までに無い不思議な感覚でした。
前作「イき人形」と比較すれば多少マイルドなので(それでもキツいですが)、前作がキツすぎたという方にもおすすめできるかと。
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今回は屋外ということで鳥や虫などの環境音がマシマシです。
また、お昼ははこべらさんとすずなさんの掛け合いもいいですね。2人のやりとりがあると黙って聴いていてもその場にいるような気分が増します。
一瞬「健全とは……」という気持ちになる部分もあったりしますが(だいたいはこべらさんのせい)それも含めて微笑ましいです。
散髪は「ザ・田舎の夕方」という感じの風景が目に浮かぶようです。台詞回しも巧みで、気持ち良くのんびりできます。
タイトルは半分冗談ですが。
思春期にこういう甘酸っぱい思い出が無いオッサンを確実に殺しにきてる音声ですね。
浅見ゆいさん演じる後輩女子の可愛いことといったら。
自然な会話っぽいシナリオや、バイノーラル録音と環境音を調和させることで台詞の無い場面でもキャラクターの存在感を出すサークルさんの技法も着目すべきところでしょう。
「先輩」の鈍感ぶりにやきもきしたりもしますが、それも含めて手の内なのかな、とか。
癒し成分とストーリーの融合も非常に高いレベルで萌え転がされます。萌えすぎ注意です。
現実逃避から戻ってこられなくなる危険が高いので用法、用量にはくれぐれもご注意くださいw
相変わらず他と比べるとおかしい価格設定です。このボリュームでこの値段なら知らない人は粗悪なものと誤解してしまいそうですが、バイノーラル録音の声も効果音の作り込みも非常にしっかりしています。
「休日屋」シリーズがストーリー重視だったのに対して、今回は原点回帰とも言えるひたすら癒される音フェチ作品です。
このシリーズの前作と比べても環境音を全体に配して、それぞれの効果音も細かくチューンアップされている印象です。そして何より「気持ち良い音全部乗せ」というぐらいのボリューム。だいたい途中で心地良く眠ってしまうのですが……それだけ良く出来ているという証拠でもありますね。
ししゃもさんの声も適度に明るく、でも鬱陶しくはない感じで好印象です。
あえて難点を挙げるなら、トラックごとに環境音が途切れてしまうところでしょうか。完全にひとつながりになっていれば完璧でした。ただ、それを差し引いても確実にお値段以上の満足はあるでしょう 。
いわゆる性的な要素は無いので純粋に癒されたい方なら性別問わずお薦めできるかと思います。音フェチなら無印の「お家でゆっくり癒されませんか?」と合わせて購入をお薦めしたいです。
2016年01月06日
セルフ(?)、脱衣等の指示は最初にまとめてあります。
催眠はしっかりしていますが、ひとつ注意をしておくと、いわゆる「双子系」の作品ではありません。あくまで両側からの同時耳責めが主体で、導入はオーソドックスな感じです。
あと、アダルトパートも徹頭徹尾耳責めに特化しているので、苦手な人には合わないかな、と思います。ただ、耳責めが好きならハマるのではないでしょうか。そういう意味では人を選ぶタイプの作品ではあります。
絶頂はセルフっぽいのですが、とにかくひたすら耳しか責めないのと、表現をぼかした感じなので上級者ならドライでもいけるかな、という感じ。自分の好きな方に解釈すればいいのかな、と思って聴いています。
個人的には耳舐めが好きなので楽しめました。かの仔さんの耳舐めが好きならお薦め、というところです。
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まず、懸念事項だった声優さんの交代ですが、最初こそ藤村咲樹さんとの違いを意識したものの、聴くにつれて「これはこれではこべらさんらしい」と思えるようになりました。琴香さんの演技もキャラクターを掴んでいる感じですし、台詞や間の取り方はちゃんとはこべらさんだなあ、と思えます。
体験版もあるので、まずは確認してみるのがいいのではないでしょうか。
そしてお風呂ですね。さすがにギリギリアウトな感もありますが、はこべらさんなら、というところもあり、この辺りはキャラ付けを上手く生かしているなあ、と思います。
その後の耳かきも前半の際どい雰囲気を受けつつ、しっかり癒してくれて、こちらは安眠効果抜群ですね。
全体的に声の距離感が近く感じられて、エロいパートの淫靡さと癒しパートの安らぎ感がともに増している気がします。
まあ癒しパートもなかなか際どいんですが。
あけすけに迫ったかと思えばスッと引いてみたり、あくまで余裕のそぶりで掴みどころがないというか、そして下品にはならない辺りが実に「はこべらさんらしい」という感じです。
音声作品で声優さんが変わるのはかなりの重大事ですが、しっかりとしたキャラ立てで乗り切ったという感じでしょうか。
今後の期待も込めて「おすすめ」を付けておきます
セルフ無し、動作指示無し。
サンプルではただ一人称が「ボク」の女の子という感じでしたが、実際聴いてみると暗示の効果か、サンプルより中性的に聞こえました。
導入は安定感があり、初心者にもおすすめできそうです。割と口数が多いので深化や暗示のところは多少人を選ぶかも?
絶頂の追い込みはかなりいい感じです。
術者もそうですが、聞き手にも「性別に囚われない」ことを促してくるので、男性でもいわゆる「メスイキ」的なドライが得やすいように思いました。
反面、男性的ないかにもなエロを求めると肩すかしかも。
同じスクリプターさんの「ヒプノリラクゼーション」と似た作りで、聴いた後の余韻も近いものがあるので同作品が好きならばおすすめできます。
しっかりイかせて最後はすっきりと癒してくれる良作だと思います。
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動作指示無し、セルフ・ドライ選択可。
メイドさんが疲れた「ご主人様」を癒してくれます。導入がオイルマッサージだったり、時計の音を使っていたり、ちょっと風変わりなところはありますが、基本がしっかりした上でのアレンジなので初心者でもかかりやすいかな、と思います。
いわゆる音モノの安眠音声を聴き慣れているとオイルマッサージで寝落ちしそうになりますが……
同じ作者さんの「ツインズ」とは対照的な、時間をかけてゆっくり落とす系の導入で改めて実力を感じました。
基本的にスクリプトはしっかりしていますし、野上菜月さんの演技が導入の癒し系からアダルトパートのエロさ全開なところまで非常に良いので、それだけでもおすすめできると思います。
個人的にはアダルトパートが長いので、間に深化を入れてくれていたら完璧だったと思います。
まあアダルトパート後半は普通にエロいので深化が無くても楽しめるかな、とも。
安眠用の組み合わせはかなりリラックスして安眠できるので、そちらの用途でもぜひ。
全体的に隙が少なく、全方位対応なので万人におすすめできるかと思います。