T57さんのレビュー一覧
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2023年08月19日
露出羞恥の界隈では知らぬ人も居ない…ような気がするサークル4Hさんの、露出系魔法少女シリーズの完結編。
全4部作となったこのシリーズ、3作目までは毎回異なる主人公、異なる時期の出来事でしたが、今回は歴代主人公そろい踏みで3人パーティと相成りました。
さて、このシリーズは「羞恥心や性的快感がSE(いわゆる魔力のような不思議エネルギー)になる」という設定を下敷きとして、その力を使って魔法少女たちが戦う…ために、何かにつけて恥ずかしい目に遭うという内容です。
そのため、えっちなシーンはヒロインたちが恥じらう、感じるという部分が常にクローズアップされた内容で、この辺りを求める諸兄には安心のクオリティと言えるでしょう。
続編という事で過去作から練られ続けた設定はきちんと整理活用され、歴代ヒロインが揃ったことで大きい子も小さい子も居る。それはとても魅力的な要因です。
しかし反面で、魔法少女になったばかりの頃と違って、この恥ずかしい衣装そのものへの羞恥など、基本的な部分に対して少し慣れてきたヒロイン達でもあるというのが、本作の難しいところかもしれません。
羞恥心というのは、鮮度が大事ですからね。
同じ事をしても、1度目とに2度目では意味合いが変わってしまいます。
今までは同じようなことをしていても別のヒロインでしたので、性格や環境などの前提が大きく異なり、それぞれの味わいがありました。
今作はヒロイン全員が過去作からの継続ですので、そういった意味ではどうしても過去の作品群に譲る部分が見受けられてしまいます。
とはいえ、過去作を下敷きにすることでより深く描かれた描写やストーリー。歴代作でどんどん精練されていった戦闘システムなど、集大成にふさわしい部分は確かにあり、ねっとりしたプレイがお好きならむしろ刺さる内容。
総合的には、集大成にふさわしい内容と言って差し支えないかと思います。
新鮮さは、今後の新作に期待します
2022年12月16日
2022年03月04日
二次性徴期の少女の露出羞恥的な内容を主とするサークルさんですが、本作はその根幹を支える部分の集大成ともいえる作品ですね。
以下、ちょっと固めな文章になりましたが、あえてそう言った固いコメントをつけたくなる作品でもありました。
イラスト、漫画の世界の少女たちは、一口にロリータと言っても、単に童顔、低身長あるいは貧乳なだけで、全体の体つきは女性的な特徴を有する作品が多く見られます。
が、このサークルさんはそういうことはほぼないのがやはり特徴的なのです。
むしろ二次性徴期における女性的特徴の発現順序やその傾向に対して造詣が深い様子で、現実に生きる同年代の少女たちの身体的特徴をほぼトレースできているのではと感じております。
本作のキモは既存作品群で登場した少女たちの再登場である点、そして作品の登場時および前後1年の、彼女たちの身体の変化を表した作品であるというところにあります。
兼ねてより備わっていた成長過程の少女たちの身体的特徴に対するリアリティに、同一キャラクターの成長推移という軸が追加され、前述の「造詣の深さ」が際立つ内容となっています。
本番行為等の直接的な表現は一切含まない作品ですので、そういった需要には全く沿いませんが、成長過程の少女、その羞恥する姿に対して思うところのある方には響く内容でしょう。
そしてまた、現実離れしたアンバランスさを持つ創作の世界の少女たちに飽きてきている方には、このサークルさんが希望の星であろうことが改めて感じられる内容であることでしょう。
長文になったので、要点だけ知りたい人は●印の行だけ拾い読みでどうぞ。
第一部のエリイカルートのみクリア済み、一部全体では半分くらい?のプレイ状況ですが、レビュー書きたさがあまりに強いので書いてしまうことにしました。
●端的に言って、「RPGとして素晴らしい出来」です。
RPG経験が十分にある方は、体験版を30分くらいプレイするだけでもこれが感じ取れるかと思います。
簡単にまとめると、90年~2000年辺りのJRPGのプレイ感によく似た、とても作りこまれたゲームです。
おまけに3人分のストーリー、個々がちょっとしたRPG作品1本分くらいあるので、かなりのボリューム感です。
おつかい的にあちこちをまわる過程で深まっていく、世界観への理解と没入感。
ストーリー進行に合わせてかなり細かく変わっていく、街のNPC達のセリフ。
イベントフラグがちょっと分かりにくい辺りも、当時の匂いがしますね。
※この点は後日作者様より攻略情報が公開されるそうですのでご安心を
●反面でバトルの難易度はさほどではなく、ほどほどに準備する程度でも、詰まることはほぼありません。
ボス戦以外は「逃げる」コマンドが必ず成功するのも手伝って概ねサクサクです。
●えっち方面は奇をてらったものは少なく、ノーマル寄り(ただし百合を含む)です。
主人公は総じて、身体は早い時点で女性化するものの、心の変化はそれにくらべて緩やか。
心境の変化を楽しみながら見るという側面が強いので、抜くためというよりはお話として楽しむついでに性的にも盛り上がるシーンという感じですね。
レビュー時点では細かい不具合がまだあるようで、頻繁にアップデートされていますが、遠からず落ち着くことでしょう。
未購入の皆様は第二部の実装アップデート後の購入でもいいかもしれませんね。
私は多少のバグなんて気にならないくらい気に入ったので、「セーブはこまめに!」作戦にて、このまま続けていきます。
2020年12月04日
本編の内容は先達諸兄がすでに触れていらっしゃるので割愛です。
追加コンテンツで、ののちゃんのボイスがつきました。
これがまたイメージ通り過ぎて……静かで、少々倒錯的で、美しい世界観にも綺麗にはまっていて、音声作品としても十分楽しめるクオリティです。
単なる漫画としてだけでも十分に買いな作品でしたから、うれしい誤算でした。
タイトルはあくまで、「私にとって」ですのであしからず。
しかし、完成度の高い良作であることには間違いないありません。
ツボ過ぎて語りつくせないので、ポイントを絞ります。
・ゲームとして
いわゆるサクサクプレイなバランスです。
適切なタイミングでお店に寄って装備更新と回復アイテム補充をしていれば、戦闘ではほとんど困らないでしょう。
ストーリーを進めるような選択肢はNoGoが選択された状態で表示されるため、連打しすぎてうっかり…のような事故もなく、総合的に快適性重視。しっかり作られている印象です。
また、BGMやマップチップ類はフリーで公開されているものを利用している様子ですが、チョイスが綺麗で違和感がないのも見事ですね。
マイナス点としてはオリジナル戦闘システムの「シフト」があまり存在感がない点がありますが、これは快適性とトレードオフだった印象ですね。
・ストーリー
破綻がなく綺麗にまとまっています。
ヒロイン視点、敵視点など多面的に書かれているのも印象的ですね。
・えっち
この手のジャンルで陥りがちな、ハード過ぎてリョナ寄りになってしまうような状況がほとんどない点は特筆事項ですね。
とくに、夜ちゃんに関しては後半までいかないと本番シーンさえありません。
結果として全体的にややソフトめなシーンが多い雰囲気ですが、私にはとても好ましいポイントでした。
本番が控えめな関係上、おもちゃシーンが割と多いので、そっちがお好みの方にも合うかもです。
個人的に、中盤の媚薬シーン1が本当にツボでした。
ヒロインに性経験を語らせる。しかもその回答が選択肢としてプレイヤーに委ねられている。
これはなかなか珍しいパターンですね。
すこしお話が逸れましたが、総じて「絵柄がお好み」かつ「ハードなプレイ以外も楽しめる」なら、買って損はないかと思います。
2019年03月16日
巡回した折にふと目につき、カートに入れたのが発売日。
そのまましばらくキープしておく、私のよくやる動きでした。
しかし今回は、著者様のツイッターでの告知が回ってきたのを見て、ファンの面々と思しきリプライの温度に異質さを感じたため早々に購入。
なんというか、「やられた」って感じでした。
ここまで突き抜けてくる作品も珍しい。
絵の方向性、シチュエーション、総合的に言って本編は、「サンプル画像のベクトルをそのままに、行けるところいっぱいまで突き抜けました」という感じでした。
これだけ突き抜けている作品、買う買わないの判断はもう簡単ですね。
サンプルを一瞥して、諸兄ご自身の股間に問うてください。
サンプルに惹かれた方なら、損することはないでしょう。
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2018年05月06日
前々から気になっていたものの、購入機会を逸していた感があり放置になってしまっていました。
たまたま体験版をプレイし、即購入。機会とか気にしてる場合でもなかったです。
買ってみて、それはもう満足。
以下、あまり長く書くのも良くないので端的に行きます。
レビュータイトルの通り、娼館モノとしては異質なくらい明るいです。
また、ゲームとして純粋に面白いのがうれしい誤算でした。
ゲームシステムやえっち方面の雰囲気は、体験版の範囲だけでも十分に理解できるでしょう。
加えて、マルチエンドで周回要素まであるというのだからボリュームも充分かと。
キャラクターも絵のクオリティだけでなく、モン娘としての設定もしっかり作りこまれている印象で、気持ちを入れやすいのがまた魅力ですね。
これは、買いです。
2017年11月24日
本作ヒロインのイリスに引かれて軽く下調べ、1作目と纏めて購入しました。
先駆者の諸兄も言及されている通り、ストーリー面は前作プレイ済みであることが必須の作りとなっています。
「単なるシリーズ展開」ではなく、「コミックの1巻と2巻のような」、純粋な続き物です。
チュートリアルは丁寧なつくりになっているので、ある程度ゲームの心得がある方ならシステムの理解は難しくないでしょうが、ゲームシステムの追加も多岐にわたるので、順を追ってプレイされた方が理解し易いのも事実でしょう。
さて、肝心の内容についてですが、こちらは文句なしです。
前作から引き続きバトルシーンでの脱衣状態をその後のエロシーンに反映するという独自のシステムがあります。
このおかげで着衣~半脱ぎ~全裸まで、好きな脱ぎ加減でシーンに入れるのは、そういうフェチズムをお持ちの諸兄にはうれしい仕様。
さらに今作は以下2点のおかげでこの持ち味が存分に味わえます。
・「必殺技の発動条件」の傾向が少しだけ変わり、好みの脱衣状態で発動させやすい
・「フリープレイ」の実装と戦闘結果の保存機能のお陰で、お好みの状態を自由に作成&保存できる
私はまだ3作目には着手していませんが、あちらにもここまで2作のヒロインたちのシーンもあるようなので、遠からずプレイしようと思います。
私が初めてこの作品を手にしたのは、電子ではなく紙。2012年くらいだったかと思います。
結構気に入ってはいましたが、引越しの折に処分していました。
それが、いつの間にやらこうしてDLsiteさんの取り扱い品目に加わっていて……もちろん、改めて購入しました。
私個人としてはそのくらい気に入っている作品で、それはエロ以上に物語としての美しさやキャラクターとしての少女たちの魅力ゆえです。
エロ方面の占める割合が少ないわけではありません。
元々はそういった種類の漫画誌に載った作品ですから、相応の割合で肌を晒し、重ね、喘ぎます。
描かれているヒロインは例外なく、サンプルにあるような年恰好の少女です。
そんなキャラクターでで描かれる、美しくも優しく、時に倒錯的な物語が印象的です。
純粋な淡い恋の話、逃げ込むように行為にふける少年少女の話、決して届かない憧れのような恋の話などなど。
お話によっては、一見して救いの無い悲しいだけのものに映るものもありますが、最後まで読み進めたらきっと気づくでしょう。
彼らはみな、彼らの幸せの中に居ます。
そんなお話が詰まった作品です。
少し、語りすぎましたかね。
とにかく、そういう種類の作品がお好きでしたら、間違いなく買いです。