北鹿さんのレビュー一覧
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作品紹介にもある通り、このゲームは純然たるMシチュ作品であり、
プレイヤーの敗北は初めから確定しています。
にも関わらず、このゲームはプレイヤーに怠惰でいることを許しません。
夢魔達の責めに限界まで耐え抜いて、彼女たちを満足させる…
つまり、「印象に残るエサ」とならねばならないからです。
今作も難易度は高く、ボス戦では常に満身創痍の戦いを強いられます。
時に怯え、時に抗い、またある時は諂って、やっとの思いで最高の「敗北」に辿り着いても、
満足させられなかった時と同じように、プレイヤーは貪られ、朽ち果てることとなります。
その時にわずかに吐露する現実での思い出と淡い想いのためだけに、
必死に良きエサであろうとする主人公達の姿はある種の美しさがあり、無償の愛すら感じさせてくれるものでした(最も、作中の彼らにそんな事を考える余裕はなかったでしょうが)。
「敗北」というテーマで、捕食者と被捕食者間の「愛」の形を描いた、
香り高きマゾヒズム文学のような趣きを持った逸品です。
歴代作品のプレイヤーも、そうでない方も、Mシチュに少しでも興味があればプレイして損はないと言えるでしょう。
ちなみに、冒頭で「怠惰は許されない」と書きましたが、
怠惰な豚として無慈悲に搾られる差分が全キャラに用意されており、いっぱい出ました。
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2020年07月21日
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縁側こよりさんの天使のように甘やかな声で優しく、でもちょっと意地悪に暗示をかけてもらえちゃいます。
私はまだあまり催眠にかかれない人間なのですが、このサークルさんは難しそうなテクニックをとてもイメージしやすい言葉で誘導してくれるので、練習には最適だと思います。
今作で扱われる「勃たせずにイく」というテクニックは、サークルさんの別作品でも紹介されているのですが、正直そちらではあまりにも非現実的なものと感じ、敬遠しておりました。
しかしながら、今作の説明を聞くと、具体的なイメージが湧き、決して不可能なものではないと感じることが出来ました。
そして何よりこよりさんの甘Sぶりが最高すぎるので、この作品を頼りに、ドライの道を模索したいと思います。
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タイトルに惹かれ衝動買いしましたが思いの外よいものでした。
まずヒロインが素晴らしいです。溢れ出る愛情を素直にクールにぶつけてくれる原義的なクーデレさん、しかもボクッ娘!
もうこれだけで勝ち確と言っても過言ではありませんが擬似NTRというシチュのおかげで享楽に耽る妖艶な姿まで見せてくれるという豪華さです。
総じてボーイッシュキャラの傑作と感じました。このタイトルでピンと来た方は迷わず買いです。
レビュアーが選んだジャンル
単行本でこのお値段というのは正直面喰らいましたがそれに恥じない傑作です。
数ある雑誌の中でも特にビジュアル系というか、スタイリッシュさに振っているタイトルの看板作家の一人というだけあって、美しくボリューミーな女体にただただ圧倒されます。
グラマラスなお姉さんに溺れたい人には最高の一冊ではないでしょうか。
レビュアーが選んだジャンル
M向けオンリーマガジン、待ってましたの18冊目です。
vol17の垣崎先生の作品にドハマリしたので、その続編が載っていると知り歓喜に噎びました。
純粋な慈しみの心を以て男に責め苦を与えることができる極上のドミナです。
前回も思いましたがここまでペニバンが立ち姿に馴染むヒロインも中々いないのではないでしょうか。コトを済ませ先端から汁を垂らし少年を見下す姿にはある種のスタイリッシュさすら漂っていました。
オンリーワンのM向け雑誌、その17冊目です。
女王様モノが多く、総じてクオリティの高い一冊でしたが中でも垣崎先生の描く「先生」が最高でした。
明るく優しく無慈悲でドS、堂々とペニバンを見せつけるその姿はまさに女王の風格があり、もう何度お世話になったかわかりません。
いかにもな生意気少年ではなく大人しい美少年がハードで理不尽な責め苦を受けるというのも最高でした。
男の中心には女性に屈服したいという本能が存在するのだということを再確認できる一冊です。オススメ。
Mにとってのサンクチュアリ、唯一無二のオンリーマガジンの16冊目です。
今回の特徴は、ヒロイン達の「眼力」です。
ある子からは優しく、またある子からは冷ややかに向けられる「眼」に全てを見透かされ、暴かれてしまえば、私達はただ麗しきドミナの前に屈服する他ありません。
この一冊には、そんなM向け作品の醍醐味とも言える「眼」がたくさん詰まっています。オススメです。
エロの荒野にMのフロンティアを切り拓く比類なきオンリーマガジンの15冊目となります。
今作はいちこ先生の作品が出色の出来だと思います。
傍から見れば苦行としか思われないような行為のために必死に努める男、そしてそれを受けてドミナから繰り出される更に苛烈な責め。
クライマックスの鞭による首絞めが、ハードなプレイの中に確かな愛情が感じられて最高でした。
愛のあるSMっていいですよね。