keitoさんのレビュー一覧

失踪した師匠を追う少女が、街に出て様々な事件に巻き込まれていく物語。

今作で特筆すべきは、物語途中にいくつもある段階イベントだ。とある事情からバニーガールとして働くことになる序盤のイベント、中盤の囚われて奴隷として調教されてしまうイベント、終盤の町ぐるみで主人公を辱めるイベント。このどれもが段階を踏んで進行するもので、それによりHイベントが極めて濃厚なものとなっているように感じた。なお上記のイベントは進行次第で回避することもできる。

ローブで厚着というビジュアルの主人公が、露出の多いバニーガール衣装や大胆な水着、奴隷服に着替えるギャップも良く、サンプルを見て主人公が気に入ったのなら是非購入をおススメしたい。

彼氏の借金の為に、やむなく風俗や水商売に身を落としていく女主人公の物語。

とにかく主人公が終始明るく、Hに関しても流されたり満更でもなかったりと状況に反して意外と作風が暗くない。ただバットエンドは別で、悲惨な最期を迎えるパターンが多い。

各仕事内容につき2シーン用意されており、特にゲームとして難しい箇所も無いためにサクサクと見たいシーンが見れる。

総じて、様々な風俗シチュを詰め込みながらもコンパクトにまとまった作品であると言える。

EDとなってしまった主人公(聞き手)がヒロインを元彼に寝取らせに行かせる物語。

本作は初の寝取らせと言う訳ではなく、数度目の寝取らせ報告であるらしく、いつもはこうだけど、今回はこんなことをしてしまったというようなセリフが出てきたりする。またそういう事情によってヒロインと間男の関係は既に慣れたモノとなっており、初々しさや主人公に対する申し訳なさといった描写は少なく、終始元彼とのイチャイチャやラブラブな奉仕をしたことなどを実に嬉しそうに語ってくれる。

とはいえヒロインは身体的には既に元彼に堕ちているが、心はしっかりと主人公の事を愛しており、彼女は恐らくEDの主人公に興奮してほしいという気持ちがあるため、元彼との契約により触れることが出来ないのを謝りつつも最大限主人公が興奮できるようにフェラ音を再現してくれたり、元彼との行為中の喘ぎ声の演技をしてくれたりしてくれる。よってあまりキツい言葉は無く、ソフトな言葉攻めや元彼と主人公の比較等が主である。

そういった理由で暗い雰囲気やセリフは全くなく、寝取らせているにも関わらず主人公ともラブラブであるため、寝取られ初心者から慣れた人にまで幅広くおすすめできる作品である。

基本的なところは他の方に語りつくされているだろうということで、個人的に最も良いと感じた箇所を述べさせていただく。

それは女主人公が魔物娘化させられてしまうシチュエーションが2シーン(Hシーン的には4シーン)あることである。

不本意に魔物娘とされてしまい、魔物の本能のままに身体が人間を襲ってしまったり、魔物としての性質や感覚に戸惑う主人公の姿が短いシーンながらも描かれており、他にあまり見ないシチュエーションであると感じた。

魔物娘と化しての戦闘もあり、きちんとその魔物にちなんだ技しか使用できなくなっているなど芸も細かい。

シーンについても魔物として人間を性的に襲ってしまうものと、魔物として人間に襲われてしまうシーンが用意されており、魔物化シチュが好きな方には是非プレイしていただきたい作品だと思う。

新婦となるはずだったヒロインと生き別れ、偶然に他の男と交わる彼女を見つけてしまった主人公という物語。

エロシーンは寝取られシチュが多く、漫画のコマのような独特なCGによって表現され満足の出来る出来であった。

しかしこの作品の持ち味は、様々な事情を抱えた人物たちの織り成す大河ドラマ的なストーリーであると個人的には思う。

それによってキャラクターに個性が生まれており、エロ目的だけでなくストーリーにおいても楽しめる作品になっているのだと感じた。

4.5まで発売されている本シリーズだが、一貫した物語としてはひとまずここで一区切りと言ったところ。

エロ要素については今作においても安定しており、TSしての百合や男とのプレイ等、過去作と変わらぬ大ボリュームかつ高クオリティ。

物語については今作の主人公のストーリーを軸に、2の主人公の現在や、1の主人公の顛末が描かれておりシリーズを通してプレイしてきた方には是非お勧めしたい作品である。

割とリアル寄りな世界観であった前作に比べて、今作は女の子のキャラクターが多いせいか、かなりマイルドになっている。

ほぼ男とのプレイしか存在しなかった1に比べて、百合要素も加わりシーンのバリエーションが豊富に。

前作と話が繋がっているが、特に前作をプレイしていなくとも楽しめる内容となっている。TS好きの方にはおすすめできる作品だ。

他TS作品の例に漏れず、この作品も女の子になってしまった主人公がエロい目に会うことは変わりないのだが、意外とその作風はリアル寄り。

戸籍上存在しない女の子になってしまったのだから身分証が無いだとか、男友達とのプレイに嫌悪感を主人公が感じるだとか、挙句レイプされかけるだとか世界観や人物の思想は思っていたよりもリアル寄りで全くキャッキャウフフとはしていないのである。

とはいえ、これはある意味この作品持ち味ともいえる。都合の良い世界観よりもこういったリアルで殺伐とした世界観の方が、登場人物に感情移入しやすく好みの方もいることと思う。かくいう私もその一人である。

物語についても、後半は次回作に繋がる重要な設定が明かされ、意外とストーリー性もある。

長々と述べたが、本作は単純に見てもあまり他にないロリTSモノであるためそれが琴線に触れたのならば是非おすすめしたい作品である。

私が個人的に特筆して語りたい事は、この作品には主人公が魔物娘にされてしまうシチュエーションが3シーンあることである。

過去作においては、魔物娘化されてしまい、その本能に戸惑う主人公の姿が描かれたが、今作においては敵幹部の配下として彼らに忠誠を尽くす悪堕ちの側面が強いものである。

またこれも過去作と同じく、魔物娘と化してからの戦闘も存在し、その魔物にちなんだ技が使用できることに加え、普段は戦闘エロを仕掛けられる側であるが、逆に自分から戦闘エロを仕掛けていける等、凝った作りとなっている。

魔物化シチュが好きな方には是非お勧めしたい作品である。

往年の名作フリーゲーム、イストワールのサウンドトラック。

本編ではステージの一つ一つが印象深かったこともあり、既プレイ者は数十年ぶりであろうとプレイ画面が頭に浮かぶことうけあいである。

また一部の曲は、本編にてカットされていたイントロや後奏部分もしっかりと収録されており、余すことなくイストワールの世界観を感じたい方にもおすすめできるサウンドトラックだ。