なまえなしさんのレビュー一覧

尊厳破壊のオンパレードとなった1冊です。囚われた姫は命乞いのために人間をやめて犬へと転身します。性器を晒して屈服を示し、床に落とされたパンを食む姿はおよそ文明の中にはありません。亡国に残された姫もまた命乞いのために衆人環視の中裸体を晒して汚物を振りまき惨めな降伏宣言を行います。女性のプライドを踏みにじる背徳感が最高です。

ドン底にも光と闇。闇のドン底少女たちは暴力を受けて流血し、レイプをされて号泣し不幸を煮詰めてそのまま命をなくします。方や本作には光のドン底少女たちも描かれます。ドン底に落ちた先で、今の幸福、愛を享受するかつて不幸の少女たち。どちらもドン底も魅力的です。
ちなみに致死率は50%、流血率は75%。リョナ本としても驚異の数字じゃないでしょうか。

LOという名のお砂糖にこれでもかと不幸という名のスパイスを詰め込んだ素敵な一冊です。特に自分の心を掴んだのはくどうひさし先生の誕生日がテーマの一編。誕生日を前に愛を求めるさみしい子ちゃんに悪魔がその手を伸ばします。認められたい、愛されたい誰もが抱く当たり前の欲求に最悪のバースデープレゼントを叩きつけます。救出された後もトラウマに震え失禁する哀れな姿が最高にエッチ。

お姉さんだからといって油断してはいけない。かわいい女の子を自宅に飼いたいと思うのは男性だけの特権ではありません。プレイ内容は極めて過激。気絶するまで電撃を浴びせ、嘔吐するまで殴打する。暴力なんて挨拶代わりの極悪性暴力が女の子を襲います。本来そんなことをやるはずがない同性からの暴力だからこそその異常性が浮き彫りになって、より扇状的にこの作品を昇華させています。

男尊女卑とはおよそ現代の価値観では許されない旧態依然としたありようです。そこのことは重々承知、あるいはわかっているからこそ禁忌を破る強烈な背徳感が生まれます。女性とは価値なき家畜であり、それを解さぬバカなメスにはその立場をわからせてやらなければなりません。拷問、排泄管理、焼印、強姦…徹底的に人を人と扱わないことで女たちがどうなっていくのか、続きが楽しみです。

地獄に落ちた彼女たちに因果応報を叩きつける第5弾。本作のヒロインは傾国の美女、漫画冒頭にどのような悪行を振りまいてきたかが語られています。しかしそんなことはどうでもいい。地獄の鬼に媚を売りその身に受ける罰を舐めたクソ女に自らの身分をわからせる。それだけが重要です。手足を切るのは地獄の始まりに過ぎません。有刺鉄線付きの三角木馬から違法な薬物まで拷問官の辞書に容赦の二文字はありません。性暴力も当然完備、エロ漫画であることを忘れない姿勢に感謝です。男に付け入る計算高い極悪女の笑顔の仮面を剥ぎ取るほどの激しい責め苦は必見です。

アペンドコンテンツによってあまえんぼの世界はさらなる広がりを見せます。特にサブヒロインである5人の女の子たちに膨大な量のエッチシーンが追加されているのがとても嬉しい。ぼくくんとのあまあまイチャラブエッチの海にどっぷりつかってひと夏の火遊びに溺れる女の子たちのとろけた脱力感がとってもエッチ。最高のアペンドです。

元いじめっ子の生意気娘に復讐するカタルシスが痛快です。これは復讐ですからそのプレイも非道の一言。同意なくセックスなど入り口に過ぎません。口枷付きのイラマチオ、アナルプレイ、アナル舐め…変態プレイが続きます。その最後にはすっかり頭をおかしくされてちんぽの奴隷に変貌してしまいます。いじめっ子の哀れな末路に興味のある方におすすめです。

絶倫ぼくくんが過ごすひと夏の思い出。親戚のお姉さんとはあまあまイチャラブしてもいい、親戚の叔母さんはおじさんから寝取っていい、田舎で出会ったお姉さんとはなし崩しにセックスしてもいい。無限の自由がそこにある夏休み。精緻に描かれたドット絵のレトロ感が「夏休み」感をうまく演出しています。もちろんエロにも手抜かりなく、やわらかく揺れるおっぱいを前にして興奮を止めることはできません。完成度の高い逸品です。

ヒロインが間男の手によってねっとり開発していく様子を僕は見ていることしかできない。通常プレイの最中は僕の視点に固定され、そこで本当に何が起きているのか、ヒロインと間男が何を語りどう交わるのかは垣間見る形でしか見えません。それはエッチシーンを抽象的に留める代わりに没入感を高め、想像力を掻き立てる斬新なシステムです。そこで一体何が起きていたのかは回想シーンでじっくり体験できるので安心安全。心ゆくまで脳を破壊されましょう。