名無しレビュアーs recensionslista

ミステリー研究会を舞台にした日常系ラブコメといった感じの作品です。
ミステリというと犯罪に関わるような不穏な事件が起きて探偵が謎を解くのがお約束ですが、本作では特にそういったことはなく、基本的に重大な事件は発生しません。
ただミステリ好きな先輩はそれでは満足できないらしく、日常の出来事をミステリに絡めて解釈したり、自らトリックを仕掛けてみたりもしますが、そんな先輩が面白くて可愛いです。
基本的にゆるい作品なので肩肘張らずに読めるのでオススメです。

野良猫にタコ足の餌をやる謎の女性がヒロイン。
猫に魚を餌として与えるのはよくありますが、タコ足というのはちょっと珍しい感じがします
それを傍から見ていて奇妙に思った男がよく調べてみたところ、まさかのタコ足をディルド代わりにオナニーをしたと思われる痕跡を発見することになります。
ある意味リアルな触手プレイという感じで面白かったですね。

学生である主人公は失恋したショックから気分転換のために遠くまで旅行に来たところ、宿泊する予定のゲストハウスには身長2メートルはありそうなデイヴという謎の巨漢外国人がいました。
そこに黒居という名の美少女まで現れて、何故か流れで恋人のふりをする事になってしまいます。
黒居がデイヴに襲われないために仕方なく恋人のふりをしているものの、いずれ嘘が本当になるのか?

主人公である翔太はある時、謎の美少女「二ノ宮真矢」と出会い、子作りハーレムを作ることになってしまいました。
突然の事態に困惑する主人公でしたが、以前から片思いをしていた女の子とはなかなか上手くいかず、仕方なく他の子を彼女にすることになります。
一見計算高いのかと思いきや、根は純情なところが可愛かったです。
そして主人公と彼女たちの関係がどうなるのかなど続きが気になります。

天地会の会長を倒すために、会長の居場所を掴む手掛かりとして天地会最高幹部である十人衆のメンバーと接触しては命懸けの戦いを繰り返してきた主人公。
その戦いの最中には敵であった人物が仲間になったりもしましたが、その逆もまたあり得るんですよね。
かつての敵が味方になることもあれば、味方だった者が敵に回ることもあるというのが、残酷だが面白いところです。

ヤクザ組織「天地会」と戦う主人公の鳳。
とはいえ天地会は全国に三万人の構成員を擁する巨大な団体なので、いくら主人公が強くても、普通に考えれば勝つのは困難な相手です。
しかし主人公の強さや信念に惹かれて少しずつ仲間が集まっていくという展開が面白い。
この先主人公たちがどうやって戦いぬくのかが非常に気になるところです。

いわゆるヤクザものでは仁義と外道の対立が描かれることが多いです。
本作も義理と人情を重んじる主人公「鳳」に対し、目的のためであれば手段を選ばない外道ヤクザとの戦いが描かれています。
おそらく義理人情のヤクザというのは理想にすぎないのかもしれないですが、どこまでも理想を追求していく主人公の姿には惹かれるものがありますね。

狗法使いである主人公「牧豹介」が毎回様々な怪異や悪党に遭遇しては戦いを繰り広げるという漫画。
狗法使いとは天狗の力を扱える人間のことであり、しかし豹介自身は飛翔・剛力・風刃の三つの能力しか使えず、決して万能ではない。
ストーリーはホラー的な内容が多いですが、時に軽妙でコメディタッチなところも多々あるため読みやすくなっています。
またバトルシーンの描写は躍動的で臨場感があって面白いです。

ヒロインの翔子はアキ兄の探偵業を手伝いたいと思っていますが、なかなか理解を得られませんでした。
どうやら探偵業といっても、難事件を推理で解決するような名探偵ではなく、何でも屋に近い仕事らしいです。
そこで探偵になるためのテストとしてある人物の尾行をすることになりますが、そのテストの最中に痴漢に遭ってしまい……。
痴漢ものですが最終的にはイチャラブだったの良かったです。

主人公の男が口入屋(仕事斡旋業)の紹介でとある家に雑用に来たところ、そこで偶然にも人妻の裸を目撃することになりました。
そして怒った女に気絶させられてしまい、目が覚めると手を縛られていました。
もはや手打ちは確定的かと思いきや、まさかの人妻に逆に犯されるという事態に……。

飄々とした主人公のキャラクターが何気に面白かったです。