いぶすきさんのレビュー一覧

つまみ食いに横取りはイケナイです。
でもフィクションでイイ感じに陰湿さが漂白されているのでエロさのスパイスが絶妙なんですよね。フィクションにおいてはタブー感のあるエッセンスはイイ感じに漂白されてしまうというのはイイポイントだと思うんですよね。描写されないだけで悲しみはあるのでしょうが、それも一つのアクセント。悲しませる彼女の涙さえもすこし薄まってしまう。妄想しすぎなければ適度なエロさとして感じられます。欲しがっている感じ、求められる感じはなかなか良いものでした。

すごく懐かしい気持ちになりました。ラッキースケベを漠然と期待していた時分が男であればあったのではないでしょうか。転んでくんずほぐれつ、ありえへんやろなっとるやろがいと奇想天外うらやまけしからんな絡み方をする…。なぜか同衾。なぜか風呂場でバッタリ。ロマンであり夢。などなど。ありえないからこそ望むもの。ラッキースケベとしては全体的になかなかの剛速球であったのではないでしょうか。トラック1などパンモロを超えたモロパンですからね。天然っぽくもあり無防備さもあり不運(ラッキースケベ)もあり。隙がありすぎて隙がない。それでも自分にはさらにモーションをかけてくれてるのだから学校生活は毎日楽しいでしょうね。

なかなかキャラが強くて魅力的です。ダウナーな感じもまた奥行きを感じさせて良いですね。しかしこれは語る場合カップリングで語るべきでしょう。男もなかなかすごいやつです。男側の覚悟が決まりすぎていて面白れー男なんですわこれが。アラクネに一目ぼれして鍛え上げて告白とか中々の猛者。押しが強いとかそういう問題以前に物理的につよいですねこやつ。そんなゴリゴリの告白にタジタジのアラクネ。恋愛弱者というギャップがまた面白い。嫉妬深いのもキュートですが、鍛え上げた益荒男でなければワンチャンぽっくり逝っていたのではないか?でもそこもかわいいんだよね。この二人でないと成立しないのではないだろうか。大体は感情移入して楽しむものだとおもうのですが、本作品の場合は男が立派すぎて壁のシミにでもなって耳を澄ますような心で聴かせていただきました。

あたかもたまこさんによる実演作品。
過激な作品も多いジャンルではありますが、本作は働きかけるようなエロスというよりも、気持ちよくなっている様子を観察するようなそんなエロス。生々しさはありつつも、自分なりに楽しんでいる様子がなんだかそれはそれで心地よく感じられる。鼻息荒くさあさあと勢いよく再生ボタンを押すとすこしちがうかもわかりませんが、これはこれでよいエロス。

ロリっとした感じが印象的な演技でした。快活元気というよりも幼さを感じましたね。チアガールも多種多様ということできにはなりません。
お互いの距離が縮まってくっつくだけではなくその後まで描かれると妙なカタルシスがあるようでいい。音声作品はやりっぱなしだったりその後が気になるような終わり方がおおいので、エピローグめいた終わり方は非常に印象的に映りますネ。きれいさっぱりして後味がよい。当初の印象よりも遠大でした。ある恋人たちの人生のハイライトの一部をみているような感じに。

よくバトル漫画ではある設定ですね。目が見えない代わりに他の感覚が発達してる強キャラ、好き。まさかこういうコンテンツでも強キャラとは…
個人的には目の付け所が好きです。上品な言葉遣いに癖つよな性癖。匂いもただフェチなだけではない。彼女にとっての感じ方だからこそ、そこに物語性も生まれてくる。通常フェチは嗜好性を伴うものだが、彼女の場合はちょっと違う。感覚の選択肢がどうしても少ない。だから少しだけこのフェチには清潔感を感じる。

アクション版は未プレイだったので新鮮な気持ちでプレイできました。
内容良かったです。まさにエッチなゲーム感。
個人的に好きだったのはやはりアイリス。やばいですね。アイリスのデザインがかなり良い。肉付きといいバストサイズといい絶妙。肉付きはかなりこだわりを感じます。ふとましいとまではいかない適度なムチムチ感。一言でいえば『柔らかそう』少女感をそなえつつ女性らしさを追求してるデザインが実に良きです。動くとさらにやばいですね。常時エロい。バッドエンド=終わりなのだけはちょっと悲しいのですが…

明るくエッチでコミカルなミニドラマ感のあるストーリーで笑いました。
もしかしてあんたのソレ…という力強い展開には一周まわって感動しました。
隠された能力を活かすためにヤリながらダンジョンを踏破していく絵面を考えるとおもしろい。合理的判断であるからこそなんだか一層笑ってしまう。
最初は打算からはじまった関係が段々と好きになっていくのは王道的といえますね。もしかしたら吊り橋効果もあるかもしれない。こんな吊り橋だれも渡らないだろうけど。いやだからこそ運命的であるといえるのかもしれない。

パワハラを受けた腹いせに三日間妻を借り受けメイドとして働かせるという話。征服感マシマシなシチュエーションが素晴らしいですね。ムーブが悪徳金持ちなのだが被害者はこちらなのでなんともいえない。それはそれで新鮮である。上司のパワハラもなんだか味わい深い。家での顔と仕事場での顔が違うというのはよくある話。実に男っぽい。その因果が巡り巡って奥さんに行きついてしまうのだから悲劇。しかし悲劇は遠目から喜劇である。他人の不幸は蜜の味。悲しみがなければ物語は生まれない。
個人的には初っ端に乳首を弄り始めたのが好き。雰囲気もへったくれも展開も何もないが、理不尽そのままで実によかった。26歳というチョイスもいい。26は全然若い。だがメイドとなると途端に羞恥感を感じてしまう。それがいい。そして三日間の奉公は終わり、その後を考えるとどんなことになっていくのか。広がりを感じさせる。

個人的にはifストーリーである関連作品とセットで聴くとたのしい。ちょっと違味付けなのですこし好き好みがあるかもなのですが、個人的には好きでした。
これ単体でもライトなショートショート味があっていいのだが、もう一つの可能性があり驚きの方向へ飛んでいくと思うと、奥行きがあって不思議な心地になってしまう。アドベンチャーゲームのバッドエンド感があってたのしかったですね。