しえんさんのレビュー一覧

排水もとい背水の陣から始まるお話です

物語開始時点で水泳部は部員不足による存亡の危機に直面しており、
綾さんはスカウトの言葉と共に主人公君に近づきます
主人公君は健康でそれなりに邪悪な野郎だったため、
入部の交換条件として肉体関係を要求して呑ませ、トラック1では黒めの欲求も満たせます
が、トラック2のタイトル通り、綾さんの外面が流れ過ぎること布帛の水着のごとく、
頭ちんぽ野郎の主人公君と頭卵胞女の綾さんは互いに求め貪り合い、やがて相思相愛の仲に辿り着きます
アヌスを自分から差し出してくる様な女だ、たまらんぜ
また、水着を着る必要上綾さんは剃っているので、処理済派の方にお勧めです

クールの実態が、本作の妙味です
プレイ上青姦がプールサイドと神社裏の2回もあり、
いずれも主人公君の意志で始まっています
綾さんが主人公君に対して思うところは後追いで語られるのですが、
流される様子から感じ取れるものは陰の者としか言いようがない気配です
即ち、本人の素質と作中の状況によって
綾さんがコミュ障を発症した状態を「クール」という看板で表しています
この辛気臭さを淫らさの発露で上書きし、更に奥から愛嬌が出てくる構成がお上手です

他方、主人公君は当初は体だけが目当てな印象でしたが、
彩さんを深く知った結果、彼女に強い愛情を向けるようになります
主人公君の粗暴さと不器用さからTier1下位めいた印象があり、
二人の世界が成立するバランスを精緻に調整した成果を感じます
象徴的なシーンが、トラック2でコンドームが出てくる行と、
トラック5前半で主人公君が綾さんを求める行です
きっとトラック6のいちゃつきまで誰の邪魔も入らずに進めたんだろうなぁ
だがテニス部から漏れる

左耳のウエイトが若干重めです
射精音を派手に入れている場合があり、苦手な方はご注意ください
特にトラック4で環境再現に注力しており、風呂場(シャワー室)でヤるのがお好きな方にお勧めです

前衛的としか言いようがない怪作です

感覚遮断落とし穴の王道は、大変な事になっている穴の中と、
穴の中の状況が分からない穴の外の対比で成り立っています
絵で表現する場合トップ画像のようにねちょっと並べればいい訳ですが、
音声作品の場合時間経過を表現する必要があります
そこをクリアするために、本作は捕虜と監視という関係性を設けた上で、
感覚の解禁=時間切れを発生させるために感覚遮断機能を虜囚側に頼る構造になっています
トラック5でオーブンのアラームが鳴るが如き瞬間が、そらもう愉快痛快よ

で、捕虜と監視が両方レズという愉快な人間模様となっています
過去の因縁で捕虜を冷遇する監視と、
監視をコマす妄想で時間つぶし兼憂さ晴らしをする捕虜という
加害性マシマシな関係性を、朗らかに笑いながら見守れます
…最後まで聴くとマジで笑えます

こんな頭いいのか悪いのか判断に迷う状況を、一等の機知で成り立たせている一品です
象徴的な点が、共和国軍と反逆軍の意図的な表記揺れです
作中のシチュエーションなんか序の口の可能性ありますやん…

バズによって初動し、2年かけてアニメ化まで辿り着いた物語の、7巻です

水着回から始まります
布面積多めで眼福感は少ないものの、各キャラの美人さが際立つナイスコーデです
特にぷにる、ぷにるがどうありたいのか水着に表れていて
…おい宝代着ぐるみ脱げ、おまーも着替えてプールサイドに控えるんだよ

1冊を通して、コタローの欠点を多く取り上げています
センスや画力がないとかノンデリとかの納得できる項目に混ざって、
「自己完結しすぎ」という看過できない欠点が読み取れます
ぷにるが遣わされた原因って、もしかしてここなのか?

ジュレと南波が、それぞれ異なる対称軸でコタローと並ぶ構造がクールです
現状独りよがりに終始しているジュレに関しては、次巻で動きがありそうです
そして南波とかいう、外交的+有能が過ぎてあのポジションしかない&その扱いで納得できるであろうナイスガイ

緩めの軍隊生活のお話です
主人公が指揮官様と呼ばれている辺り、実は外界からの侵略兵器を相手にしている
過酷な世界観なのかもしれませんが、あまり気にせず書き進めます

時系列上トラック1～トラック3が一続きで、トラック4以降は独立しています
後方にいるタイミングを描いていると思しく、指揮官様のデスクワークの隙間で物語が進行します
(ただし、緊急で出撃が必要になった場合はある)
このデスクワークが鬼のように過酷な内容になっており、根を詰めている指揮官様をアミスさんが労う形でスキンシップが始まります
つまりアミスさんはこちらを見下し嘲笑するようなタイプでなく、距離感近くてちょっと焼きもち焼きな普通の女性です
よって、合鍵を渡している深度の関係性を好む方に、適合する可能性が高いです
トラック2で疲れ魔羅を愛撫される流れを筆頭に、距離感がちゃんと彼女ですからね

奉仕をありがたく頂く一方で、指揮官様は攻めに回ると破竹の勢いと化す資質を具えており、
特に挿入後はアミスさんを貪ってオホ声を上げさせる乱暴狼藉を敢行できます
その極致がトラック5のお仕置きですが、トラック4の69でも嗜虐的な面が覗いており、凶暴な竿役を好む方にお勧めです
最後のトラック6は指揮官様の方からアミスさんに夜這いをかけており、
むらつきや気力体力の余裕に起因するであろうハイペースなプレイを堪能できます

喘ぎ声をオホ声で置換したようなプレイ傾向のため、合わない人には合わないと思われます
一方、一連の派手なオホ声がクリアに収録されており、心おきなく意識の箍を外せます
だから、収録担当に私的MVPを差し上げたい
トラック2の綺麗な仕上がりは、すげぇよ

なおフリートークは、好きなトラック発表ドラゴンです

安く女の子を買える世界の物語の、続編です
大まかに前半(トラック1～トラック5)と後半(トラック6～トラック8)に分かれます

札束…ですらない現行最低額紙幣でぶん殴る、
シンプルかつ粗暴極まりない軸で物語が展開します
相場の10倍出されるとカナさんさんもぞんざいな対応はできないようで、
前半ではバックナンバーと別物のような多様な奉仕を楽しめます

のみならず、代金分のサービスを受けていないとして、日を改めて後半突入です
苦痛を伴うけつあな確定や社会的信用がかかった青姦を強いる展開が、愉悦に満ちています
…ここで販売ページから射精回数を試算してみましょう…カナさん、朝三暮四って分かるかな?

32bit float音源のため可逆圧縮する場合WavPack推奨ですが、
顔が近い場合の嬌声が音割れしており、憂き世のままならなさに浸れます
そら(契約不履行扱いするための付け入る隙として)そう(主人公に利用される)よ

現実ですっきりしようとすると、激安の店でも紙幣何枚か必要になるのが世の理です
翻って作中世界では、立ちんぼ一発100円という驚異の価格破壊が発生しています
作中ではデフレの結果と語られていますが、原価が下がらず需要が減らないものは値下がりしない訳で
大丈夫? この世界実はセクサロイド+人工子宮+卵子バンクが市民権を得てる近未来ディストピアだったりしない?

世界観の影響か、カナさんに若干やさぐれた印象があります
よって、雑魚と嘲弄されるより黒めの性癖を抱えた方に合うと思います…カアイソウ
また全編に亘って淫語を盛り込んでいるため、お好きな方にお勧めです

トラックリストの通り、ビジネスライクな関係に始まり嘲りを経て屈服させるに至ります
この屈服が不可逆的なものでなく、体調の波に起因する可能性が、本作の愉悦ポイントです
(続編でも売ってるので、カナさんは主人公に入れ込んでいる訳ではありません)
特長的な部分がトラック6で、特に蓄積ダメージもなく外面が揺らぎ始めます
陥落の致命的な要因がカナさん自身の卵胞にあるとしたら、滑稽この上ない顛末ですね

あの悪霊、12巻にして遂に表紙を飾りやがった…
やはり四人目なのか…だが10巻の表紙がノイズだな

11巻後半の大事故に対する対処が始まります
始まるのですが…戦局が悪化する出来事があった結果、
11巻からの戦闘要員に12巻初登場の戦力が加わって、状況が混沌としてきます
加えて、戦局悪化直前に事件の原因が明らかになり、
憂き世の醜さをスパイスに戦闘が進んでいきます
世知辛描写のバリエーションとしてこういうのもあるのか…

おじさんは絶体絶命のピンチに始まり、マガツコトノヌシ相手にフラグを立て切った上で、
床を温める仕事に従事しています
前の回で滅茶苦茶漢気見せてたのに…だから説明書はちゃんと読めと

表紙でお空から見守っている彼が主役を張る8巻です

手前の少年? さあ誰やろなぁ…もとい、6巻を読み返せば、答えが書いてあります
色々と勝手が変わった結果、子育て味が強い一冊となっています
ミーナが食育を担う一幕があるのですが、
「脂肪味はインプットされてないすか(ニヤニヤ」みたいな事をほざいて反応を見てみたい
また小学校編入の一日が、現場に中継を加えてこってり描かれています
中継の意味するところは、偶然通学1日目を親として見守れる状況が発生しており、
エモい反面…お前が見守られるんかい
そして、6巻の伏線回収担当はもう一人、一組存在し…成長したなぁ

冒頭で、7巻の事件に至る要因の一つの後始末を描いています
死にたくねぇって衝動は、生物固有のものだよねぇ

原作未読単行本勢の筆者です
バックナンバーを読み返し、3巻を読んで…成程ね

鏡の世界に囚われたパラケルススとアレウスの訪問を受けたノラ、二手に分かれて物語が展開します
死地に引きずり込まれたパラケルススのみならず、アレウスを明確に悪と断じたノラも抗戦を選択し、
ひりつきと流血が絶えない1冊になっています
作劇上の都合と言ってしまうとそれまでなんだけど、ノラを迎えるまで襲撃を受けなかったパラケルススの強運はすげぇな

「神みたいなじじい」アレウスの歪さが、3巻の妙味です
圧倒的な力を力を持ちながら、その力は2巻で二人が読み解いた枠組みに収まっていて無法が罷り通る訳でなく、
加えて異世界の全てを司っている訳ではないと明示されています
登場人物達の体質が決定打として連なっている辺り、アレウス自身も転生者だったりするのかな

魔法少女を傅かせる男の物語の、第3弾です
陥落済みの二人がつかみなしで夜伽に来る関係になっており、
より主人公の物語という印象が強くなっています

トラックリストの色分けは担当だけでなく日付も分かれており、
時系列で大まかに4分割できます
・日常編…トラック1～6
・ネコアリス編…トラック7～8
・唯衣ヒロピン編…トラック9～10
・一回転編…トラック11～13
(章名は筆者が独断で付けました)

3人は日常編の様な日々を繰り返していると思しいです
チンカスをこそぎ取って味わい、一人ずつ情を賜る様子を楽しめます
魔法でチンカスを補充しているところは、流石と言うか何と言うか
また、一対一で楽しむ場合もあるようで、
ネコアリス編/唯衣ヒロピン編でそれぞれの趣向あるプレイを楽しめます
アリスさんの素直な献身っぷりと、唯衣さんの冷淡に見えて内心は完全に堕ちている様子が、対照的で素敵です

そして、一回転編では刺激を求めてか、二人を悪堕ちっぽい意識にして責めさせてから、
お仕置きとして二人纏めて撫で切る時間を味わえます
おちんぽ二本ですよ、ヘミペニスですよ、レプティリアンは実在した!
…どうやらおちんぽ増やされた事は想定外だったらしく、主人公のアドリブ力が光ります
並んだ尻に同時に挿入できる状況は、少女たちの薄い尻があってこそのもので素敵です

怪人みたいな主人公、従順でない唯衣さんを組み敷く流れに自然な印象があります
ヒロインレース決着…とはならず、相性で劣るアリスさんの可能性が、本作の妙味です
ネコアリス編/唯衣ヒロピン編は、それぞれ相方がバックナンバーでやったプレイを自身に合わせて再現する流れになっています
後者は主人公がMCで実現していますが、前者はアリスさんの持ち込みです
加えてトラック13で独占欲を見せており…二面性の女、アリス

フリートークは陽向葵ゅかさんのみ収録ですが、実はみもりあいのさんにも専任の仕事があります
粋ィ――