HDMIさんのレビュー一覧

もうほとんど快楽に落ちている子に最後のひと押しをする作品。いわゆる快楽堕ちの部分はおおよそ前作で十分に描かれていたが、そこからさらに深い沼へと引き摺り込まれる様子が描かれている。大まかな展開は王道とも言えるものだが、容赦ない表現や秀逸なテキスト、丁寧な書き込みのおかげで、既視感を感じさせない作風となっていた。

おじさんにお金をもらって、身体に快楽を教え込まれる話し。この作品は2部作の前編で本番はない。しかしながら、その分快楽へ堕ちてゆく過程が丁寧に描かれており、次作への導入としても優秀であった。もちろん本番が無いとはいえ、ボリュームとしては標準以上であり、秀逸なテキストも相まって単体でも非常に高く評価できる作品である。

ツンデレでえっちな子がアダルトショップで脅されてしまい、快楽へ堕ちてゆく作品。王都アダルトショップ編とあるように、この作品は分作の最初の作品ではあるが、IFルートとなっており、単体で完結するようになっている。金髪、勝ち気、隠れマゾ、快楽堕ちという属性だけ見れば王道とも言える作品だが、意外にもこれらの属性を備えたゲーム作品は貴重なので、次回作以降も楽しみにしている。

うどんげが常識と認識を改変させられて、いつのまにかえっちしてしまう話。ページ数はそこまで多くはないものの、無駄の削ぎ落とされたシンプルな展開と丁寧な書き込みもあってボリューム感は十分である。全体として肉体や液体の表現も秀逸だが、個人的には表情、特に唾液混じりの口の描き方が非常に好みであった。エロド直球な作品を求めている人におすすめ。

中出しで魔力を回復させる男、ナカイデが色んな子のMPを回復させて、ついでに孕ませる長編CG集。
いつものすみやお先生らしく、キャラクターの設定や描写に力が入っていることが特徴である。無駄な語りも少なく、適度に行間を読ませるようになっていて、エロと物語のバランスが非常に良い。
肝心のエロは必要に迫られた状況こそあるものの、女の子の意思に反して無理やりするものはなく、万人におすすめしやすい。えっちを繰り返す度に、建前と本音がだんだんと入れ替わっていく様子が非常によかった。何より、主人公であるナカイデの性格が非常に良く、常識と良識はあるものの、欲望には忠実なキャラクター性は一貫して描かれている。有能な人間ではあるものの、嫌味がないため不快感なく感情移入しやすく、個性あるヒロイン達との相性も良く、主張しすぎない程度の個性のあるキャラクターとなっている。なお竿役は一貫して主人公のみであるため、安心して欲しい。
ここまで色々書いてきたが、結局この作品の本質はえっちなCG集である。難しいことは考えずに、エッチなことを目的に買ったら濃密なストーリーがついてくる、というイメージでもいいかもしれない。とにかく全人類におすすめしない理由を探す方が難しい作品である。

特にストーリーはなくとにかくお触りをするゲーム。序盤はできることが少なく、テンポが遅く感じるかもしれない。しかし、時間がかかるからこそ、反応の変化のグラデーションが滑らかで、作品中に非常に没入しやすくなっている。グラフィック、アニメーションの品質が非常に高く、多くの人にお勧めできる作品となっている。

えっちなエージェントのクロアちゃんが左遷先でえっちな目にあうRPG。この手の作品にしては比較的メインストーリーの比重が大きく、王道ではあるもののしっかりとストーリーが作り込まれている。また、全体的なボリュームも非常に大きく、キャラクター、シチュエーション、UIデザインなどのあらゆる要素の完成度が高くなっていてる。特段癖のない作風も相まって、万人におすすめできる正統派な作品となっている。

ゴブリンの巣穴とそのアップグレードデータをCG集にした作品。ストーリーはかなり薄めで、前後編の2部構成というよりは、各キャラクター毎の短編集というイメージである。原作からゲーム要素と妊娠要素がオミットされているため、それらの要素が苦手な人や時間がない人におすすめできる。原作の核の部分のみを抜き出したコンパクトバージョンというイメージであり、原作購入済み出会っても十分に棲み分けできると思う。

同サークルのくノ一椿というゲーム作品をCG集化したもの。ただ、設定はそのまま、ストーリーが新規のものとなっているため、原作とは異なる展開で用いられているCGも多く、ゲームの方を購入した方も十分に楽しめるだろう。不足感も冗長感もないちょうど良いボリュームで、実用性の面でも高く評価できる作品となっている。

ぷにぷにな狐ちゃんが妖怪に飲み込まれて色々なことをされてしまう作品。漫画でありながら立体感の強めな画風が特徴で、デフォルメとリアリティーのバランスがちょうど良いと感じた。ややハード目な作風であるので、好みが分かれるかもしれないが、サンプルを見て気に入った人には十分におすすめできる。密度が非常に高く、ページ数以上の満足感が得られた。