Beer and Bearさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:29件) |
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投稿数ランキング | - | (総レビュー数:45件) |
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2024年09月12日
チアガールもののASMR・ボイス作品というのは結構あって、当然、ヒロインはみんな元気っ子。この作品もその例に漏れませんが、過剰に明るく元気過ぎず、適度なラインに収まっていて、こちらが多少ダウナーな気分でも聴きやすいものになっています。
「がんばれがんばれ!」などのチア、声掛けは全体の中で7分程度。あれはあまり長いと聴いている方もちょっとつらくなってくるので、このくらいがベストと思います。
何しろ明るい子なので、セリフ量はかなり多く、全体を通して喋りっぱなしです。耳掃除、マッサージなどの定番ASMRの最中も、ずっと喋っています。効果音と吐息でリラックスするよりは、可愛い声のお喋りで元気づけてもらう作品という感じ。土屋李央さんのお声も、明るいキャラではあるものの、キンキンとうるさい感じにはならず、ちょうどいい塩梅です。
「いっしょぐらし」シリーズでは定番の添い寝も長時間収められています。寝ぼけて言葉を発することが多いので、安眠用には使えないかもしれませんが、ヒロインの吐息はたっぷり収められています。
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2024年09月12日
パッと見では分かりにくいですが、パケ絵の白い髪、白い服の方が、高田憂希さん演じるヒロインで、黒髪、メイド服の方が、聞き手である私やあなた、という図式になります。
天涯孤独で、ペットの犬にも先立たれたヒロインが、あなた(私)に声をかけ、ペットとして家に飼う、というお話。全体的に仄暗く、背徳的で不穏な雰囲気が漂っています。ペットなので、中には「そんな扱いしちゃうの?」というエピソードもあったり。ストーリーには少々説明不足な面もありますが、聞き手の想像に委ねられているのでしょう。
高田憂希さんが演じるヒロインは、癒し系の優しい声を持ちつつ、寂寥感や少し病的な感じも漂わせていて魅力的です。(個人的には高田憂希さんのASMR作品をもっと聞きたいです。現状は少なすぎる!)
ASMR要素は、お風呂に入れてもらう場面での洗髪などわずかで、定番の耳かきなどはありません。ただ、ヒロインとの距離は近く、吐息は割と多めに聞こえます。
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2024年08月02日
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2024年07月09日
温泉で癒される、というのは音声作品では割と王道の設定で、作品点数も多いです。この作品も、特に変わった仕掛けや変態性癖があるわけでなく、作りは非常にオーソドックスです。
しかし、そこは老舗Whispさん。効果音などを含めて非常に高水準であり、没入感が高く、癒し効果も十分にあります。良い料理人はシンプルな料理を作っても上手いのだ、ということを認識させられます。
ヒロインは、こちらも安定の古都ことりさん。可愛らしく、ちょっとドジな仲居さんを好演されています。若そうな年齢設定ですが、ロリ声にはならず、適度に品格を保っているのも個人的に好みです(ロリ声が苦手なんです…)。オホ声などの色物要素もなく、癒し、実用性の両面で期待通りの出来でした。
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ヒロインが純情、真面目、処女という設定の作品は世の中に大量にありますが、そういう設定の割に、オッサンが使うようなエロワードを連呼するようなものが多く、萎えてしまうことが多々あります。
この作品はその部分が徹底しており、性器の呼び方は「チ○ポ」「おま○こ」ではなく「男性器」「女性器」で統一されています。「フェ○チオ」「ク○ニリングス」に関しては、マニュアルで読んで初めて覚え、略して言わないところもポイント高いです。もちろん、オホ声などという下品な要素もありません。
ヒロインを演じているのは、水城すいさんという方。清純な感じ、真面目そうな感じを出しつつも、過度に堅物っぽくならず、可愛らしさもあり、声もお芝居も強く印象に残りました。Xアカウントを拝見すると、新人声優さんということで、今後も注目したいです。
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アホの子といっても、そんなにヤバいアホではないです。ちょっとだけ天然入った明るい子、という感じ。このシリーズの他作品と同様、主人公(聞き手)にラブラブで、思い切り愛情をぶつけてきます。
面白いのは、マッサージの際のセリフで、マッサージ師やら、美容師やら、某動物王国の主やらを思わせるセリフ、謎の擬音をものすごい勢いで発してきます。どこまでが台本・演出で、どこまでが鈴代紗弓さんのアドリブなのか分かりませんが、とにかく笑えます。笑えて、可愛くて、なおかつ癒される。鈴代さんのコメディエンヌとしての才能が存分に発揮されています。
ASMR作品としての効果音も概ね高品質ですが、どちらかといえばヒロインの面白キャラを楽しみむべき作品かと思います。なんというか、すごく愛らしい作品ですね。お薦めです。
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2024年05月23日
ヒロインはエリート一家に生まれた超陽キャ。SNSでも大人気、夢は女子アナという、作品の購買層とは無縁もいいところw の強キャラ設定。でも実際には色々な感情を抱えてもいて、そこは作品後半で明らかにされます。
とてつもなく元気なチアの応援、さらには得意だというドラムの演奏まで入っている、かなり異色の、攻めた内容の音声作品です。正直、リラクゼーション用としてはちょっと使えないかな、という面もありますが、元気キャラを演じるLynnさんの声をずっと聞いていたい人、元気になりたい人にはお薦めできると思います。
もちろん、kotoneiro作品ですので、効果音の質は高いです。ドラムはさすがに打ち込みでしょうか。でもちゃんと場面の音場感に合わせてあって、違和感はまったくないです。
レビュアーが選んだジャンル
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家出女子高生に声をかけ、家に上げてやる、という不穏な出だし。でもヒロインはすぐに主人公(聞き手)に夢中になりラブラブ状態となります。
この手の展開だと、ただ甘々のセリフを繰り返すだけでは陳腐になりますが、脚本が巧みで、それを感じさせません。天海由梨奈さんのお芝居も快活で明るく、それでいて過度にハイテンションにならず、とても心地良いです。
お風呂に一緒に入る、その際に主人公の服をヒロインが脱がせる、といった展開があってちょっとびっくりします。さすがに全年齢向けタイトルですので、一線を超えることはありませんが、声優さんや事務所によってはNGだったかも、というくらいには踏み込んでいます。ここか本作一番のハイライトかと。
「かじょサポ」シリーズは、安済知佳さんの2作品に続いて3回目の購入となりましたが、効果音を含め高品質で、収録時間も長く、ブランド買いのできるシリーズだと思います。今後も期待しています。
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新シリーズゆえ、ドラマ寄りなのか、ASMR(効果音)寄りなのか気になっている方も多いかと思います。少なくとも本作に関しては、7:3か6:4くらいでASMR寄りの作品になっています。同じkotoneiroの「おしごとねいろ」シリーズと同等と考えて差し支えありません。
ヒロインは、明るいキャラではあるものの、適度に落ち着きがあり、聴いていて癒され、落ち着けます。愛美さんのお芝居も、自然体の優しさを感じさせます。
耳かきパートなどは、吐息が結構セクシーですが、不自然になる手前で止めており、高校生らしい可愛らしさを保っています。それでいて、変にかわいこぶった吐息ではなく、自然な呼吸になっているのがいいですね。作為的な呼吸は聴いている方の息が詰まるのですが、この作品ではそういうことはありません。
効果音の収録は、実在の高校の協力を得ているとのことで、こちらも非常に高品質です。kotoneiroはASMR界のハイブランドですなあ。